2022 Fiscal Year Research-status Report
原爆被爆者における間接被曝の影響を明らかにするための時空間疫学研究
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17K09125
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
冨田 哲治 県立広島大学, 地域創生学部, 教授 (60346533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 健一 滋賀大学, データサイエンス教育研究センター, 教授 (30284219)
佐藤 裕哉 下関市立大学, 経済学部, 教授 (30452626)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 原爆被爆 / 超過相対危険度 / GISデータ / 公的統計 / 経路探索 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度末に研究成果としてまとめた「 公的統計の利活用における、オープンGISデータおよびフリーツールの有用性と課題―病児保育施設へのアクセシビリティ解析を例に―」(統計研究彙報, 79, 61-74, 2022)について,今年度も引き続き検討を行った.本研究は,公的統計に代表されるオープンデータの中でGISデータに焦点をあてて,病児保育施設へのアクセシビリティ解析を例に経路探索などのネットワーク分析を実行するシステム構築とその課題について検討したものであり,本研究成果は,入市被爆者がどのように移動したかを被爆資料からの検討への利活用が期待される. 今年度は,経路探索の精度向上のために,居住地等の位置情報データの精密化について検討を行った.具体的には,各居住地における建物に関わる位置情報データに公的統計等のオープンデータの利用について,広島市をモデルケースに分析を行い検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度の研究成果をベースに,分析精度の向上にむけたデータ収集と利用可能性についての検証ができている.
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果を国内外の学会および国際会議で発表すること計画している.
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Causes of Carryover |
コロナ禍により,海外で開催される国際会議等での令和4年度に研究成果発表が実行できなかった.令和5年度には,国際会議での研究成果発表に加えて,ウェブアプリ開発などを含めたウェブページの公開も検討する.
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Research Products
(6 results)