2018 Fiscal Year Research-status Report
オステオカルシン低値は2型糖尿病とメタボリック症候群の発症リスクを高めるか
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17K09141
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
藤田 裕規 近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | オステオカルシン / 低カルボキシル化オステオカルシン / 糖尿病 / メタボリック症候群 / 糖代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
FORMENコホート研究10年次追跡調査を奈良県橿原市、香芝市、奈良市、大和郡山市の対象者約1000人について実施した。内容は予定通りで、(1) 対象者に空腹(食後7時間以上)での受診を求め、静脈血を採取し、血漿中グルコース濃度(FPG)とヘモグロビンA1c (HbA1c)の存在割合を測定した。この検査と問診時に処方箋かお薬手帳で糖尿病の現在の治療の有無を確認し、糖尿病新規発症を判定した。糖尿病新規発症の定義は、Baselineで糖尿病治療の既往がなかった者で、上記検査が空腹時血糖126 mg/dl以上、または、HbA1c 6.5%以上か、糖尿病の治療歴が生じた場合とした。(2) インスリン抵抗性はFPGと血清インスリン濃度からhomeostatic model assessment insulin resistance (HOMA-IR)を算出し、評価した。(3)二重エネルギー吸収法による体組成測定から部位別の体脂肪量と体脂肪率を算出した。(4)メタボリック症候群はウエスト周囲長、血清トリグリセライド濃度、血圧、FPG濃度より診断した。 受診者は489人で、高齢者の10年間の追跡調査としては許容できる範囲と考えられた。受診者については空腹時血糖とHbA1c値により糖尿病の新規発生を把握し、二重エネルギー吸収法による体脂肪量の測定も問題なく、全員に実施できた。各種測定結果からインスリン抵抗性の指標であるHOMA-IRを推定し、メタボリック症候群の診断も実施できた。 現在、得られたデータは順次電子化し、データベースを作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
別の課題の一昨年度の調査が台風による洪水で実施できず、翌年度にずれ込んだ影響で、昨年度の調査の実施時期が年度末の3月になった影響がまだ残り、予定した実地調査は実施できたものの、時期が年度末となり、未受診者対象の糖尿病新規発症に関する郵送・電話調査は実施できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
予定しながら、実施できなかった未受診者対象の糖尿病新規発症に関する郵送・電話調査は平成31年度の早い段階で実施し、データベースを完成させ、解析し、最終結果を出す予定である。
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Causes of Carryover |
予定しながら、実施できなかった未受診者対象の糖尿病新規発症に関する郵送・電話調査の費用を繰り越した。同調査は平成31年度の早い段階で実施する予定である。
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