2019 Fiscal Year Annual Research Report
Are lower levels of osteocalcin associated with increased risk of incident type 2 diabetes mellitus and metabolic syndrome?
Project/Area Number |
17K09141
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
藤田 裕規 近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | オステオカルシン / 低カルボキシル化オステオカルシン / 糖尿病 / メタボリック症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
FORMENコホート研究10年次追跡調査を奈良県橿原市、香芝市、奈良市、大和郡山市の対象者2004人について実施し、10年次追跡調査と5年次追跡調査のいずれかを受診した1547人(77.2%)を分析した。 糖尿病は空腹時血糖126 mg/dl以上、またはHbA1c 6.5%以上か、糖尿病の治療歴がある者と定義し、Baselineで糖尿病でなかった1285人から追跡期間中に113人(8.8%)が発症した。メタボリック症候群(MS)は日本内科学会の診断基準により診断し、BaselineでMSでなかった1091人から123人(11.3%)が新規に発生した。 糖尿病の新規発症をアウトカムとしBaselineのオステオカルシン(OC)と低カルボキシル化OC(ucOC)を予測要因としたロジスティック回帰を行うと、OCの1SD上昇当たりの年齢と体重を調整したオッズ比は1.02、(95%信頼区間(CI): 0.83~1.24)。同様にucOCでは、0.96、(95%CI: 0.79~1.17)となった。MSについてはOCでは1.01、(95%CI: 0.83~1.23)、 ucOCでは1.01、(95%CI: 0.82~1.24)となった。 OC、ucOCはいずれも新規糖尿病の発生と新規MSの発生には有意な影響を及ぼさなかった。
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Research Products
(1 results)