2021 Fiscal Year Annual Research Report
A study of how hikikomori period overstretched and how effective is the existing services, and the development of a new support system
Project/Area Number |
17K09191
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 久長 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (70205855)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 長期ひきこもり / アクションリサーチ / ふらっと / 支援の連携 / 居場所 |
Outline of Annual Research Achievements |
本調査は当事者を巻き込むアクションリサーチを用いて、長期ひきこもりの社会復帰に関しての支援の支障を明らかにし、新たなシステムの開発を試みした。 2021年4月から2022年3月の間に、「ふらっと」季刊誌の効果を検討した。また、アクションリサーチを用いて保健所や民生児童委員の研修会および当事者会や市民講座を開き、情報を共有しながら支援現場の実情を収集し、「ふらっと」回復式の地域社会への応用について検討した。「ふらっと」の実践と成果に関して、秋田県の市町村(大館市、潟上市、由利本荘市、美郷町、秋田県民運動)に及び、日本精神保健看護学会第31回学術大会の市民講座【不登校・ひきこもりの経験者と家族のための場づくり】と第60回精神保健東北大会【ひきこもり支援について考える】のシンポジウムに居場所の作り方とコンセプトを発表した。また、精神保健東北大会機関誌に『なぜひきこもり?「ふらっと」アプローチ:自分を探る!』を寄稿した。さらに、「ふらっと」の取り組みと研究は日本精神衛生学(12月)会と日本財団(11月)から表彰された。 研究結果のまとめと周知:2017年~2021年の研究課題と成果を研究レポート『ひきこもり支援隊「ふらっと」』(100頁)にまとめ、主任研究者のブログに無料オンライン配布を行い、印刷物(300部)を関係機関に配布した。また、年齢別ひきこもりの支援と予防を日本公衆衛生誌に投稿中。今後の研究の展開:社会的に孤立している人に情報を届ける工夫とひきこもりの負の連鎖を断ち切りに予防的なステップを考えたい。
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Research Products
(7 results)