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2017 Fiscal Year Research-status Report

The Effects of Negative Life Events on Mental Health and Frequency of Going Out in Elderly People.

Research Project

Project/Area Number 17K09203
Research InstitutionNational Center of Neurology and Psychiatry

Principal Investigator

藤田 幸司  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 自殺予防総合対策センター, 室長 (40463806)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 幸子  文京学院大学, 人間学部, 准教授 (10550840)
藺牟田 洋美  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords高齢者保健 / 介護予防 / 閉じこもり / 外出 / 精神保健 / ライフイベント / 喪失 / 自殺対策
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、高齢期におけるライフイベントの、メンタルヘルスおよび外出頻度に及ぼす影響について、縦断研究によって明らかにし、高齢者の閉じこもり予防、介護予防に活用することを目的とする。
初年度は高齢期におけるライフイベントとメンタルヘルスおよび外出頻度との関連を分析する目的で、地域高齢者を対象としたベースライン調査を実施するために、文献調査および調査項目の検討を行った。秋田県山本郡三種町(総人口16,337人,高齢化率42.0%)の山本地区に在住する65歳以上の高齢者約3,000人を調査対象とし、行政保健師と協働で質問紙を用いた悉皆調査の準備を行った。
閉じこもりに関する質問項目は、先行研究(新開他:2005;安村,2006)を踏まえた外出の頻度に加え、閉じこもり予備軍も把握するために、「誰かのサポートなしで外出しているかどうか」、「一人で外出することは困難かどうか」の補助的な質問項目を設定した(Orstein et al. 2015)。メンタルヘルスについては、K6 質問票日本語版(Kessler psychological distress scale)を用いた。高齢期のライフイベントについては、配偶者や身近な人の喪失・死別の有無、家庭・職場・地域での役割の喪失の有無(全て過去1年以内)とした。また、基本的属性(性別、年齢、要介護認定、家族構成、学歴)、身体的項目として、老研式活動能力指標、現在の体力、心理社会的項目として、主観的健康感、外出に対する自信の程度などを、研究分担者と検討の上で決定した。調査対象者には、調査の目的などを十分に説明する文書を準備し、書面にてインフォームド・コンセントを得ることとした。調査方法は、地域の健康推進員の協力を得て留置回収法により実施することとした(一部、郵送による配布回収)。実際の調査は平成30年4月下旬より実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の所属が変更になり、そのため、当初予定していた地域において調査を実施することができなくなった。また、調査を10月~11月に実施する予定で準備を進めていたが、自治体からの要望により、次年度の健康診断の申込み時期に行うこととしたため、初年度に調査を実施することができなかった。

Strategy for Future Research Activity

平成30年5月18日現在、既にベースライン調査は終了し、現在、回収した調査票の入力作業中である。調査で得られたデータを迅速に分析し、外出頻度(閉じこもり)と抑うつとの関連性を検討し、明らかにする。また、外出頻度の低下している者(閉じこもり)に対しては、効果的な外出支援について検討する。ベースライン調査については、まず、横断研究として、研究成果を論文にまとめ、学術誌への投稿を準備する。

Causes of Carryover

研究代表者の所属施設変更及び自治体の要望により、調査の実施が次年度となってしまったため、調査にかかる経費の支出を一部行わなかったために次年度使用額が生じた。
次年度に、データ入力会社に入力を委託するため、助成金を使用する予定である。
また、調査対象地域の住民に対しては、研究結果をリーフレットにまとめ、結果を還元するする。研究の成果を国内外の学会にて発表し、学術誌への論文投稿を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 多世代参加コミュニティ・エンパワメントの実践による地域づくり型自殺対策の効果2017

    • Author(s)
      藤田 幸司, Yong Roseline, 金子 善博, 佐々木 久長, 播摩 優子, 松永 博子, 烏帽子田 彰, 本橋 豊
    • Organizer
      第76回 日本公衆衛生学会総会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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