2018 Fiscal Year Research-status Report
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17K09216
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
庄野 あい子 明治薬科大学, 薬学部, 講師 (50625308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 正英 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70334068)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 妊婦 / 季節性インフルエンザワクチン |
Outline of Annual Research Achievements |
わが国においては、妊婦の季節性インフルエンザワクチン接種は、添付文書上は有益性投与であり、積極的な推奨は行われていない。すなわち接種は任意であるため、全国的な接種状況についてはわかっていない。本研究では、妊産婦における季節性インフルエンザワクチン接種の認知および、接種状況を明らかにすることを目的とした。 2年目となる2018年度は、2017年3月に実施した日本における妊婦の季節性インフルエンザワクチン接種に関する調査について、分析および考察を行った。調査対象は、日本全国に居住し、冬季に妊娠中であった女性とした。調査方法は、インターネットで設問に回答するインターネット調査を用いた(横断調査)。3580名から回答を得た。 得られた回答をもとに、妊娠中のインフルエンザワクチンについて、接種の有無と回答者の属性との関連を検討した。併せて、回答者が入手したインフルエンザワクチンに関連する情報の有無についても、接種との関連を検討した。妊娠中にインフルエンザワクチン接種をした人は約半数であり、妊娠中に季節性インフルエンザワクチンを接種しても良いと回答した人は約90%にのぼった。妊娠中にインフルエンザワクチン接種を勧められたことがあると回答した人は約60%であり、産婦人科医からの勧めが最も多いことがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実施した調査の分析が終了しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は取りまとめを行うとともに、論文化を進める。
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Causes of Carryover |
年度末の支払いが次年度に生じたなど。
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