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2017 Fiscal Year Research-status Report

高齢者の化粧品を使った自立的なスキンケア習慣が精神健康と日常生活動作に及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 17K09218
Research InstitutionSaga Women's Junior College

Principal Investigator

永柄 真澄  佐賀女子短期大学, その他部局等, 准教授 (90524843)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
KeywordsQOL(Quality of Life) / 化粧習慣 / 自己尊厳性 / 抑うつ症状 / 日常生活動作 / 高齢者福祉施設 / 疫学調査 / 比較対照試験
Outline of Annual Research Achievements

【研究1】疫学調査:高齢者の化粧品の使用に関する疫学的実態調査と比較対照試験がまだ少ないことから、まず、実態調査の報告が少ない施設入所高齢者について、皮膚の健康維持のためにも必要と言われているスキンケア化粧品の使用について疫学的調査を実施。(調査期間)2017年7月~8月末 (調査対象)佐賀県内の入所型高齢者介護施設339施設に郵送によるアンケート調査を実施。回答率31.3%(106/339)。調査結果については現在分析中。
【研究2】介入試験:回答のあった施設の中から7施設に、入所高齢者対象プログラムへの案内を行うとともに、介入試験への協力を依頼。7施設中6施設から介入試験の協力の承諾があり、【介入試験Ⅰ】平成29年11月~3ヶ月月間の介入試験を実施:ベースライン調査→1ヶ月調査→3ヶ月調査(フォローアップ調査)を順次実施中。
◎平成29年度に実施した研究の成果
1.疫学調査の回収率は、31.3%とあまり振るわなかったが、回答施設の種類は、全国調査の老人福祉施設数及び介護保険施設数に近似の比率であった。全国の代表サンプルとして分析中であるが、「高齢者施設では①入所者の洗顔回数、入浴回数などが家庭と比べて限られている ②多くの介護施設で、洗顔料やスキンケア化粧品については、個人まかせの方針をとっている」状況が明らかとなった。
2.介入試験の試験群に該当する対象者が、当初予定の1施設当たり5名より大幅に少なく(1~3名)、認知機能や日常生活動作の低下が生活へ及ぼす影響などが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

・疫学調査は、計画通りに実施できており、施設での介入試験も計画に従って進行中である。
・対象者の平均年齢が予定より高く、介入を負担に感じる対象者が多いことから、1人の試験期間を6か月→3ヶ月に変更するが、1施設当たりの対象者の数が予定の半数ほどしかなく、施設数を増やして予定の人数を集める必要がある。介入試験の全体は、計画通り、平成30年5月末でほぼ終了する予定である。

Strategy for Future Research Activity

・1施設当たりの対象者の数が予定より少なかったため、施設数を増やして、介入比較試験を継続して行っていく。
・計画では、化粧品を使った肌の手入れを辞めてしまった高齢者の中で、介入試験群とコントロール群を設定し、比較を行う予定であった。施設入所後も化粧品を使った肌の手入れを続けている高齢者も多かったため、「化粧継続群」として調査した。今後のデータ分析では、「化粧継続群」も含め、3群の比較を行う。

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Published: 2018-12-17  

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