Evaluation of various methods of phenotyping from the health insurance claims data

2019 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K09226
• Research Institution: International University of Health and Welfare
• Principal Investigator: 平松 達雄 国際医療福祉大学, その他部局等, 教授 (00713554)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529) ; 森田 瑞樹 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (00519316) ; 佐藤 真理 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (90768631)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: レセプト分析 / Phenotyping / バリデーション / データ分析基盤

Outline of Annual Research Achievements

研究参加各施設のデータを対象に同一プログラムにより同一の抽出動作を行なうための共通基盤を配備し、その改良を行いつつ各施設のデータ内容の構成確認を進めてきた。いよいよ本来の目的であるPhenotyping結果の比較や統合をすすめる段階であったが、研究代表者が大学を異動し、異動先での研究環境の構築にとても時間を要したため、Phenotypingそのものは来年度実施に延期となった。異動先には複数の附属病院があり研究参加病院が増えることになるため、本研究の目的であるPhenotyping結果の比較や統合に対してはメリットになると捉えている。
共通基盤の構成については、本研究で採用する国際共通規格の日本国内での普及推進活動が進展したことに伴い、日本向けの規格詳細がやや変更になり、その対応が必要となっている。この対応を行うことにより、共通基盤は本研究の枠を超えて、広い範囲の医療機関で活用される可能性が出ており、本研究の副次効果となるであろう。国内だけでなく海外との今後の連携も可能性がある。本研究の共通基盤は患者個人データを施設間でやり取りしない仕組みであり、国際連携であっても患者データの移動に関連する手続きやリスクに対応しなくて良い。疾病・医薬品・臨床検査等に関する国際的な用語集を日本で使われる用語と対応付けて使用する準備も別途のプロジェクトではあるが進められている。これらを組み合わせることで国内海外両方に共通の基盤として連携活用できるようになり、別々の類似研究結果の国際比較ではなく、共通基盤・同一プロトコルによる結果の直接比較や統合へと今後の発展が期待できる。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の異動で移動先での研究環境準備に想像以上の期間を要しており、本来の研究計画そのものを進められず、本研究の進捗という意味では昨年度からあまり進展していない。本年度は３年目でもともとの計画では最終年度であったが、補助事業期間延長をおこなったため次年度が最終年度となる。

Strategy for Future Research Activity

異動先での研究開始の目処がようやく立ってきたため、研究実施可能な状態まで早急に整備を進め、本来の計画をすすめる。研究実績欄にも記載したが、関連する他のプロジェクトが進展しており、それと組み合わせることで今後の研究をブーストする。本研究の本来の計画自体は着実にすすめる一方、将来の研究発展に向けて研究参加組織の国内・国外へのさらなる拡大により、規模だけでなく多様性が向上することでより良い結果が得られる。

Causes of Carryover

研究代表者が本年度大学を移ったため、異動先の大学での附属病院データや研究環境の準備に時間を要した。その結果、本研究のもともとの研究作業が全体に滞ってしまったため、分担研究者も含め本年度の使用金額が少なかった。異動先での環境の準備にも目処がついたため、次年度は予定通りに進行させる。