2022 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of an optimization model and support system for radiographer scheduling considering in staff skills and training
Project/Area Number |
17K09235
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
日高 国幸 大阪大学, 医学部附属病院, 診療放射線技師 (50437430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 俊幸 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (00294041)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | スケジューリング / スタッフ教育 / 診療放射線技師 / 最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はスタッフの能力に関する制約や,教育を考慮した勤務配置の最適化モデルを開発している.本研究では放射線技師の勤務配置を整数計画問題として最適化モデルを構築し,放射線技師のスキルとして自己スキル,教育スキル,責任者スキルの3つを設定している.自己スキルは,技師の経験年数,これまでに保有したことのあるスキルによって決定している.長期的には,全ての技師がすべての自己スキルを保有した経験があるようにすることが望ましい.そのため,全てのスキルを保有した経験のない技師はモダリティを定期的に移動し,各モダリティにおける自己スキルを獲得していく必要がある.実現場でもこのように自己スキルの保有を進めている. 本研究では、各シフトの労働負荷を日勤は平日休日共に1,準夜勤は3,深夜勤は5とした.しかしながら,放射線部スタッフスケジューリングで用いる労働負荷値は各スタッフによって異なると考えられた.この各スタッフが感じる労働負荷を数値化し,スケジューリングに反映できれば,より,各スタッフが満足のいくように,労働負荷を低減でき,シフトの最適化が可能となるものと考えられた. そのため,今年度は,実際の労働負荷値を数値化するためにアンケート方式を考え調査を行った.この調査において,各スタッフの担当モダリティの労働負荷のバラツキが明らかになった.また,該当スタッフが担当する勤務配置モダリティの労働負荷について順位づけも行ったところ,順位付けと加重ワークロードスコアが相関関係にあることが分かった.以上より,この負荷値と各スタッフのワークロードスコアが、労働負荷値として妥当であると判断した. 今後は,このワークロードスコアを労働負荷値として、開発したスケジューリングモデルに組込む予定である.
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