2019 Fiscal Year Research-status Report
チーム医療の成果に関する実証研究:感染対策チームを対象とした調査
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17K09241
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Research Institution | Niimi College |
Principal Investigator |
山本 智恵子 新見公立大学, 健康科学部, 講師(移行) (60591576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土井 英子 新見公立大学, 健康科学部, 教授(移行) (00290510)
矢嶋 裕樹 新見公立大学, 健康科学部, 准教授(移行) (00550469)
佐々木 順造 新見公立大学, 健康科学部, 教授(移行) (30093686)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | チーム医療 / 感染対策チーム / マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,優れた医療チームの育成とマネジメントのための手がかりを得るため,各医療機関で実践されているチーム医療,とりわけ感染対策チームを対象に,チーム活動の内容を評価し、さらにその活動が患者アウトカム等の成果にどの程度寄与しているかを明らかにすることを目的としている。 2019年度は、次のことを取り組んだ。1.チーム医療及び近隣分野の文献を中心にレビューを行うとともに、高い成果を挙げていると思われる実践事例(グッドプラクティス)を収集・整理し、チーム医療の成果を測定するための評価・測定方法や内容を再検討した。また、チームの成果(アウトカム)を評価するための調査項目を設計するため、感染対策チームの主要メンバーである感染管理認定看護師等に対し、インタビュー調査を実施した。引き続き、研究協力者を増やしてインタビュー調査を実施し、その結果をもとに質問紙調査を実施する予定である。 2.2019年度のCOVID-19の流行により、本研究対象である感染対策チームに大きな影響が生じており、本研究も当初計画への変更を余儀なくされている。COVID-19による感染管理活動の状況や動向および感染対策チームへの影響等を的確に把握するため、関連学会等より情報収集を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初予定していたアウトカム評価に必要なデータを得ることが難しいことが判明し、質問紙内容・項目に変更が必要となったため、その検討に多くの時間を要した。さらに、COVID-19の流行に伴い、調査対象の協力が得られにくく、その調整に予想以上の時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の影響をふまえた上で面接調査を再開する。また、対面での面接調査を実施していたが、方法の変更も検討し、推進していく。2019年度に実施できなかった質問紙調査については、2020年度に実施する。感染対策チームに実際に関わっている研究協力者を確保し、支援・助言を受けながら 計画を進めていく。
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Causes of Carryover |
当初予定していた質問紙内容・項目に変更が必要となったため、その検討に多くの時間を要した。そのため、進捗に遅れが生じ、予定の調査の実施ができず、来年度に繰り越すことになった。2019年度予定の調査を2020年度実施する。
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