2017 Fiscal Year Research-status Report
Simulation analysis for the optimum location of medical resources based on the estimated future patients in Hokkaido prefecture
Project/Area Number |
17K09242
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Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
谷川 琢海 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (40446539)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 将来推計人口 / 患者受療行動 / 医療機能 / 地理情報システム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、北海道において患者受療行動が今後どのように変化していくのかを推定するために、2050年における将来推計人口から二次医療圏ごとの外来と入院の受診件数、画像診断検査の検査数の推計を行った。2010年当時の人口と受診件数から2050年の受診件数の推計値を求め、特に医療機能の低下が予想される医療圏を明らかにした。本研究の成果は第37回医療情報学連合大会にて報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り解析環境やデータを整備して将来推計人口に基づく分析を行うことができており、進捗状況はおおむね順調に進展しているものと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は研究計画にもとづき、最適配置モデルによる将来推計人口に基づく医療資源配置のシミュレーション分析を行う予定であり、持続可能な医療提供体制に適正と考えられる二次医療圏の数や、もし医療圏の数や圏域が変化する場合は、それによる患者アクセシビリティの変化などを明らかにしたいと考えている。
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Causes of Carryover |
解析用ワークステーションやデータについて今年度の解析に必要な内容の見直しを行った。特に、平成27年度国勢調査に基づく最新のデータが今年度時点では十分に整備されていなかったため、次年度において収集し分析を行いたいと考えている。また、旅費・人件費も予定額に比べて使用額が下回ることになったが、来年度に執行したいと考えている。
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