2020 Fiscal Year Research-status Report
認知行動療法が心身症患者の自己評価機能に及ぼす効果の脳画像による検証
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17K09286
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 康弘 東北大学, 大学病院, 講師 (20375033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 由香 東北大学, 大学病院, 助教 (00343046)
庄司 知隆 東北大学, 大学病院, 助教 (40360870)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 摂食障害 / 自己評価 / 脳画像 |
Outline of Annual Research Achievements |
東北大学で2019年度までに,ベースラインデータとして健常女性23名,健常男性24名,神経性やせ症制限型女性22名,神経性やせ症過食排出型女性15名,神経性過食症女性8名,神経性過食症男性1名のT1解剖画像,拡散テンソル強調画像,安静時fMRIの撮像を行った.また1年後のフォローアップデータとして健常女性18名,健常男性19名,神経性やせ症制限型女性16名,神経性やせ症過食排出型女性7名,神経性過食症女性6名の撮像を行った.2020年度はこれに共同研究を行っている他施設のデータを統合,ベースラインで健常女性133名,健常男性42名,神経性やせ症制限型女性62名,神経性やせ症制限型男性1名,神経性やせ症過食排出型女性49名,神経性やせ症過食排出型男性1名,神経性過食症女性21名,神経性過食症男性1名のデータを集積した.またフォローアップデータとしては健常女性25名,健常男性20名,神経性やせ症制限型女性29名,神経性やせ症過食排出型女性12名,神経性過食症女性7名のデータを得ている.これらのデータを国立精神神経医療研究センターで一括処理し全データについてT1解剖画像,拡散テンソル強調画像,安静時fMRIの1次解析を終了できた. fMRI画像を撮像するため使用する加齢医学研究所MRI装置が2020年4月から9月まで新機種に移行するための工事期間に入っていた.10月から稼働した新機種のテスト,撮像条件の調整を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大に伴い新規の自己評価実験を行うことができなかった.MRI装置の新機種移行のため2020年10月までMRI装置が使用できず.その後は試験と調整のみで,新規撮像は行うことができなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
多施設共同データを 新型コロナウイルス感染状況を見極めながら行動予備実験を再開,完遂する.fMRI課題を作成して撮像を開始する.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のため行動実験ができなかったことと,機種更新のため新規撮像ができなかったことから次年度使用額が生じることになった.行動実験とMRI撮像を再開することで使用していく.
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Research Products
(2 results)