2017 Fiscal Year Research-status Report
性差に着目した認知症者と介護家族に対する栄養指導によるフレイル予防の研究
Project/Area Number |
17K09294
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
亀山 祐美 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60505882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40401111)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 認知症予防 / 食習慣・嗜好 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症とサルコペニアは要介護の主な原因であるが、それらを包括した前駆状態の概念としてフレイルが提唱され、その予防や要介護状態への移行阻止が喫緊の課題である。栄養は運動と共にフレイル対策の柱だが、炭水化物過剰と魚・野菜不足はアルツハイマー病(AD)の、タンパク質不足はサルコペニアの発症要因と考えられており、栄養素別に検討する必要がある。 ①大規模調査でこの傾向を検証し、フレイル、認知症に関わる栄養障害の性差を明らかにする ②この成果をもとに栄養指導パンフレットを作成 ③栄養指導による栄養状態と身体・精神機能の変化を追跡し、栄養改善が身体機能および精神機能の改善につながるかどうか検討することを目的としている。
現在、調査対象をリクルート中であり、同意の得られた42名の身体診察、血液検査、運動機能検査、心理検査、栄養調査を行い、データを集積した。認知症予防には魚、野菜の摂取が良く、甘い物、油物はリスクになる可能性が疫学調査でも報告されており、魚、野菜、菓子摂取量について特に解析を行い、今後、食事指導でどのように食習慣が変わるか調査を継続する。介護家族の食習慣も聴取し、性による食習慣、嗜好の違いについて考察する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、42名のデータを集め、今後、順調に増やし解析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
火曜日木曜日を研究日としており、今後もデータを集め、解析を行ってゆく。
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Research Products
(3 results)