2018 Fiscal Year Research-status Report
Multicenter study to detect early esophageal and esophagogastric junctional adenocarcinoma using a fluorescent probe
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17K09343
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山本 桂子 北海道大学, 大学病院, 助教 (60791952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 俊介 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10443475)
畑中 豊 北海道大学, 大学病院, 特任准教授 (30589924)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 食道腺癌 / 食道胃接合部腺癌 / 蛍光プローブ / DPP-IV |
Outline of Annual Research Achievements |
参加施設のうち、北海道大学病院(当院)、恵佑会第2病院、北見赤十字病院、渓和会江別病院、市立函館病院から、新規症例を登録し、EP-HMRGによる 蛍光イメージングを行った。前年度までに行った症例と合計し、21症例の登録となった。全症例に対し、免疫染色を行い、病理学的所見とイメージング所見との対比を行った。結果、21病変中20病変でEP-HMRG散布後数分以内に腫瘍部に一致して経時的に増強する緑色の蛍光がみられた。腫瘍部位に放射線照射歴のある1例はDPP-IVの発現はみられず、蛍光も観測されなかった。扁平上皮下に病変が進展する症例では、扁平上皮表層に癌腺管が開口する部位に おいて点状の蛍光が良好に確認され、早期食道腺癌、および接合部腺癌で、表層に癌病巣が露出する領域で、蛍光イメージングが癌の検出に有用であることを示 唆する結果であった。病変部と背景の蛍光の差を示す、CRB(Cancer/Background ratio)を算出したところ、背景に完全型腸上皮化生を豊富に持つ症例において低い値を示し、視覚的には周囲とのコントラストが得られづらく、蛍光イメージングによる検出の有用性が劣ることがわかった。原因は、完全型腸上皮化生腺管にもDPP-IVが発現する病理学的特徴によるものであった。接合部腺癌におけるDPP-IVを用いた蛍光イメージングの感度、特異度、正診率はそれぞれ85.7%、85.7%、85.7%であった。 2018年度は、途中経過での学会報告を行い、また、21症例の結果を論文化している
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
参加施設からの症例登録が研究開始当初に想定されたよりも少なく、当初予定していたよりも少ない症例数での検討となった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は国内学会の主題や海外学会で発表予定である。また、論文投稿予定である。
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Causes of Carryover |
経費の節約により15740円の差額が生じた。 来年度に繰り越し、海外学会および国内学会、論文校正などに充てる。
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Research Products
(3 results)