2019 Fiscal Year Annual Research Report
Regulation of invasion and metastasis of colon cancer via Wnt-Cdh1 axis
Project/Area Number |
17K09386
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
直江 秀昭 熊本大学, 病院, 講師 (30599246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 丈久 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (20634843)
佐々木 裕 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (70235282)
藤元 治朗 兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (90199373)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | Wnt / 大腸癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
発癌物質のAOMを腹腔内に投与した後に、炎症誘発物質であるDSSを経口摂取させることで大腸の腫瘍形成を検討した。その結果、Cdh1活性型マウスでは、コントロールマウスと比較してより多くの大腸腫瘍を形成した。これらの腫瘍を組織学的に検討した結果、Cdh1活性型マウスでは、大腸上皮の著明な腫瘍性増大を呈していた。 今後は、マウスの解析数を増やして、現時点で観察された傾向を確認する。また、腫瘍部の免疫染色やqPCRでWnt、Cdh1の発現解析を行い、WntとCdh1の関係性を明らかにする。 さらに、ヒト大腸癌臨床サンプルを用いて、パラフィンブロックより切り出した切片の免疫染色、ウエスタンブロットを行い、Wnt関連分子およびCdh1の発現変化を確認する。これを原発巣中心部→原発巣辺縁部(浸潤)→転移巣についてそれぞれ行うことで、大腸癌の浸潤・転移過程におけるWnt-Cdh1経路の役割を明らかにする。
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