2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel inhibitor of tumor angiogenesis focusing on CUL3-dependent cholesterol transport
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17K09390
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
鹿野 美千子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70405190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 大志 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 講師 (10771917)
城 卓志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 名誉教授 (30231369)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Cullin-3 / BTBP / コレステロール |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌等の固形癌は、周囲の組織から血管を自身の腫瘍組織に引き込み、血管新生を促す事で増殖と転移を図る。従って、血管新生を抑制する医薬品は極めて効果的な抗癌剤と考えられており、実際に血管新生誘導の主役であるvascular endothelial growth factor (VEGF)とその受容体 (VEGFR)の阻害剤が、抗癌剤として臨床応用されている。一方で、VEGFシグナル以外を作用点とする次世代の新規抗血管新生医薬品は未開発のままである。本研究では、血管新生に必須な血管内皮細胞の細胞内コレステロール制御機構の一端を解明する事に成功した。
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