2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elimination of cccDNA by genome editing by using HBV-infected mice
Project/Area Number |
17K09427
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
今村 道雄 広島大学, 病院(医), 講師 (40403513)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | B型肝炎ウイルス / cccDNA / ヒト肝細胞移植マウス / 末梢血単核球 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト肝細胞移植TK-NOGマウスに、B 型肝炎ウイルス(HBV)を感染後、ヒト末梢血単核球(PBMC)を投与することにより、重症肝炎モデルが作製された。本モデルでは肝臓内に特異的細胞障害性T細胞(CTL)が検出され、著明なHBV感染肝細胞の障害が生じ、HBVも次第に排除されていった。HBVの持続感染および特異的CTLによる慢性肝炎を生じるモデルの作製には、より強い免疫不全状態が必要と考え、作製したcDNA-uPA/Rag2-/-/Jak3-/-マウスにヒト肝細胞を移植し、HBVが感染し得ることを確認した。さらに本マウスに核酸アナログあるいはPEG-IFNを投与することにより、血中HBV DNA量の低下が認められた。持続肝炎モデルを作製するため、本マウスにヒトPBMCを投与した。しかしPBMC投与後、体重減少、血中ヒトアルブミン値の低下が生じ、マウスは次第に衰弱した。各臓器の組織学的検討にて、明らかな移植片対宿主反応(GVHD)の所見はなく、移植ヒト肝細胞と投与PBMCのアロ応答が生じたものと思われた。移植ヒト肝細胞とPBMCのアロ応答を回避するため、PBMCを予めヒト肝細胞および抗CD80/86抗体にて7日間培養し、ヒト肝細胞と応答し活性化したT細胞を除去後、マウスに投与したところ、一部のPBMCでは、体重減少やアルブミン値の低下が抑制され、マウスの生存、ヒトPBMCの生着が得られた。これらの結果から、HBV感染ヒト肝細胞移植cDNA-uPA/Rag2-/-/Jak3-/-マウスに予めヒト肝細胞および抗CD80/86抗体にて前処置したヒトPBMCを投与することにより、B型慢性肝炎モデルが構築される可能性が示された。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Diminished hepatic IFN response following HCV clearance triggers HBV reactivation in coinfection2020
Author(s)
Cheng X, Uchida T, Xia Y, Umarova R, Liu CJ, Chen PJ, Gaggar A, Suri V, Mucke MM, Vermehren J, Zeuzem S, Teraoka Y, Osawa M, Aikata H, Tsuji K, Mori N, Hige S, Karino Y, Imamura M, Chayama K, Liang TJ.
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Journal Title
J Clin Invest.
Volume: in press
Pages: in press
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research