2018 Fiscal Year Research-status Report
A novel diagnostic method using gastrointestinal endoscopy and transparency-increasing technology.
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17K09474
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小野 敏嗣 東京大学, 医学部附属病院, 登録診療員 (40611934)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 透明化 / 病理 / 消化管 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの動物モデルを用いた基礎的検討により得られた知見を踏まえて、30年度は内視鏡的粘膜下層剥離術で切除した食道癌・胃癌(腺腫)・大腸癌(腺腫)を中心に、過去のパラフィンブロックに透明化処理を施して共焦点顕微鏡での観察を行った。ヒト臨床検体でも、LUCIDを用いた透明化処理による組織の形態破壊がないこと、免疫染色などの抗原性に変化がないこと、観察データの3D構築により腺管や血管の構造評価が可能になること、抽出した核酸データが保たれることなどを示し、これらの業績はJDDW2018(組織透明化技術を応用した消化管粘膜の3Dイメージング, 水谷浩哉・小野敏嗣他,2018/11/2,神戸)に発表した。現在、これらのデータをまとめて論文投稿を準備中である。一方で、独自開発した浸水レンズに対する自動注水システムにより長時間の連続撮影が可能になったため大型検体全体を撮像することも可能となり、消化管腫瘍全体の3Dイメージングにより腫瘍の腺管構造・血管構造の解析に取り組むことも開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記のように学会発表も行われており論文化の準備も順調であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度については、臨床応用を念頭において、内視鏡生検検体の活用を行う予定としている。
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Causes of Carryover |
本年度は研究責任者の異動のため積極的な予算計画の消費ができなかったが、次年度は効率的な検体観察を可能とする給水システムの導入を検討しており、そのために次年度使用額を併用する予定である。
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Research Products
(1 results)