Development of novel therapeutic regimens for Helicobacter pylori infection by Light Emission Diode light irradiation

2019 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 17K09478
• Research Institution: Oita University
• Principal Investigator: 平塚 孝宏 大分大学, 医学部, 助教 (20600886)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 猪股 雅史 大分大学, 医学部, 教授 (60315330) ; 衛藤 剛 大分大学, 医学部, 准教授 (00404369) ; 井上 高教 大分大学, 理工学部, 准教授 (40243969) ; 山岡 吉生 大分大学, 医学部, 教授 (00544248)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: ピロリ菌感染症 / 抗生物質耐性株 / 青色LED / 殺菌効果 / 電子顕微鏡

Outline of Annual Research Achievements

令和2年年度の研究テーマ；電子顕微鏡によるピロリ菌の形態を調査し光線照射との関連を検討する
方法；Clarithromycin, Levofloxacin, Metronidazoleに対する抗生物質耐性株および３種の感受性Helicobacter pylori (H. pylori) 株を使用し、500μWの青色LED照射・固定後、電子顕微鏡にてその形態変化について評価した。
結果； 青色LEDを照射したピロリ菌は、３-5時間後に電子顕微鏡にて観察すると表面不整な短い棒状の形態を呈し、非照射群よりも有意に長さが短かった。また光線照射後に再培養された１種のピロリ菌の長さは、非照射群と有意な違いを認めなかった。
意義・重要性；青色LEDのピロリ菌への照射は、ピロリ菌に可逆性の形態変化をもたらし青色LED光線照射によるピロリ菌殺菌効果の機序推定に重要な所見であると考えられた。