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2019 Fiscal Year Annual Research Report

sST2 is an important molecule in neutrophilic asthma: as a biomarker and a target for treatment

Research Project

Project/Area Number 17K09628
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

渡辺 雅人  杏林大学, 医学部, 学内講師 (00458902)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 皿谷 健  杏林大学, 医学部, 准教授 (40549185)
滝澤 始  杏林大学, 医学部, 教授 (80171578)
田村 仁樹  杏林大学, 医学部, 助教 (80616607)
本多 紘二郎  杏林大学, 医学部, 助教 (20802995)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords喘息 / 好中球 / IL-33 / sST2 / ST2
Outline of Annual Research Achievements

[最終年度の成果] <バイオマーカーとして> ①喘息・COPD患者の喀痰を解析した。喀痰のIL-33は、好中球ケモカイン(CXCL8)、Th17ケモカイン(CCL20)と相関した。特にCOPD患者で相関が高かった。また、COPD患者では、喀痰のsST2濃度が高い症例で、呼吸機能が保たれていた。② マクロライドコホートは、倫理委員会の承認が遅れたため、十分な症例を集積できなかった。
[期間全体の成果]<バイオマーカー>喘息患者の血清sST2が高いと喘息発作のリスクが9.2倍高く、同時に血液好中球数が増多していると発作のリスクが426倍高かった。sST2は喘息の重症度を反映するバイオマーカーである。(Resp Res 2018) 喘息-COPDオーバーラップ (ACO)の患者では、呼気のIL-33が高値だった。喘息患者の呼気では、sST2が高値だった。
<培養実験> 気管支上皮細胞の培養実験をcell line (BEAS-2B細胞)と初代培養細胞(NHBE)細胞で行った。両者では異なる結果を得たので、初代培養細胞の結果が正しいと考えた。NHBE細胞は定常状態でsST2を産生し、2型炎症(IL-4, -13)で産生が増強し、1型炎症 (IFN-g)と好中球エラスターゼ刺激で産生が低下した。IL-33は気管支上皮細胞内に発現し、タバコ抽出液、過酸化水素、好中球エラスタ―ゼで発現が亢進して細胞外に分泌された。IL-33は、気管支上皮細胞に働き、好中球ケモカインの産生を促進した。
[総合的解釈] IL-33は、(1) 好中球性炎症を惹起する炎症性サイトカインで、(2) ACOのバイオマーカーである。sST2は、(1) IL-33を中和する生理活性物質で、(2)重症喘息のバイオマーカーで、(2) COPD患者では肺保護作用があり、(3) 重症好中球性喘息の新規治療薬として期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] IL-33/sST2 balance regulates neutrophilic inflammation in the human airways.2019

    • Author(s)
      4.M. Watanabe, K. Nakamoto, T. Inui, M. Sada, M. Oda, K. Honda, M. Tamura, H. Ishii, H. Takizawa
    • Organizer
      ERS International Congress 2019
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2021-01-27  

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