2019 Fiscal Year Research-status Report
肺線維症合併肺癌に対する制御性T細胞を標的とした新たな治療戦略の探索
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17K09663
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
本津 茂人 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90458034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 利洋 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00595712)
北畠 正大 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60457588)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 肺線維症 / 制御性T細胞 / 肺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
当院で手術療法を施行した肺線維症合併肺癌の手術検体を用いて、FOXP3の免疫染色を行い、腫瘍浸潤T細胞における比率を検討した。また、肺線維症非合併肺癌の手術検体を用いて、同様の検討を行い、有意差の有無の検討を施行している。浸潤の過多と予後との比較について後方視的に検討している。ブレオマイシン気管内投与によるブレオマイシン誘発肺線維症モデルマウスを作成し、肺がん細胞Lewis Lung Carcinoma(3LL)を接種することで間質性肺癌合併肺癌モデルマウスを作成した。間質性肺炎の有無により腫瘍増殖に与える影響を検討している。制御性T細胞の間質性肺炎への影響も併せて検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
肺線維症合併肺癌の手術例が予想より少数で推移しており、十分量の検体を確保できていない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
検討する期間を延長および過去さかのぼって症例数を増やし、検討する予定。 マウスモデルの検討は進んでおり、臨床検体の研究と併せて遂行していく。
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Causes of Carryover |
動物実験で予備実験のみしか行えなかったため、次年度に繰り越した。 繰り越した予算で次年度に動物モデル実験、統計学的検討を行う予定。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] The safety assessment of crizotinib and alectinib from real world date of 840 ALK-inhibitor naive patients with NSCLC harboring ALK-rearrangement (WJOG9516L)2019
Author(s)
K. Kunimasa, K. Ito, T. Yamanaka, D. Fujimoto, M. Mori, K. Maeno, K. Tomomatsu, A. Tamura, H. Tanaka, S. Watanabe, S. Teraoka, O. Hataji, K. Suzuki, S. Hontsu, S. Hara15, A. Bessho, A. Kubo, M. Okuno, K. Nakagawa, N. Yamamoto
Organizer
ESMO 2019 Congress
Int'l Joint Research
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