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2017 Fiscal Year Research-status Report

A role of immuno checkpoints for an immunodeficiency of patient with chronic kidney disease

Research Project

Project/Area Number 17K09725
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

松本 明彦  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90451806)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 垣見 和宏  東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80273358)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords慢性腎臓病 / 免疫チェックポイント
Outline of Annual Research Achievements

慢性腎臓病患者は、尿毒素の影響とされる免疫力の低下状態にさらされている。また末期腎不全により透析導入となった場合、導入後1年以内で、感染症のリスクや、がん発症率が極めて上昇することが知られている。本研究は、免疫応答の制御に関わる免疫チェックポイント機構を司るPD-1やCTLA-4分子などに着目して、慢性腎不全の免疫力低下への影響について、ヒトリンパ球を用いた免疫学的手法による解析を行う。
ヒトリンパ球を対象とした表面抗原をフローサイトメーターで検知する手法により、免疫チェックポイント機構のマーカーを個々の細胞レベルで解析することが可能であり、それらの発現細胞の割合や、抗原の発現強度を確認できる。また、免疫チェックチェックポイント機構のオン/オフにおける、リンパ球の刺激による細胞増殖やサイトカインの産生の変化を定量的に、クリアカットな検出により測定することで、機能解析を行うことが可能である。
また、腎がんや膀胱がんといった悪性腫瘍の治療として、近年抗PD-1抗体を用いた治療が行われており、ヒトリンパ球に発現するPD-1が治療に応じて、どのように変化するかについてもモニタリングをすることで、慢性腎臓病患者との比較を行う予定としている。
現在慢性腎臓病患者および腎がん・膀胱がん患者のリクルートを行っているところであり、問診によるアンケートやサンプルの採取・解析を行ったのち、統計解析により有意差について検討をする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究施設内の倫理審査の受理に数ヶ月を要している影響で、参加者のリクルートを始めとして、研究同意の取得やサンプル採取の目標件数に遅れを生じているため。

Strategy for Future Research Activity

参加者のリクルートは、現在も十分な症例数が集まる状況であり、今後2年以内に予定サンプルの採取は可能と考えている。

Causes of Carryover

基盤Cの初年度のため、次年度持ち越しが可能であり、必要サンプル数が確定したのち、試薬のまとめ買いによるコストカットを目的としているため、本年度は物品費による試薬の購入を行わなかった。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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