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2019 Fiscal Year Research-status Report

PINK1-Parkin介在性マイトファジーに関与する新規分子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 17K09765
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

柴 佳保里  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30468582)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
KeywordsPINK1 / Parkin / mitophagy
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題では、若年性パーキンソン病原因遺伝子産物PINK1とParkinが制御するマイトファジーシグナル伝達に関与する新規分子Phospho-ubiquitin-binding protein 1 (PUBP1)の機能解析を行っている。
PUBP1はRab5と結合し、そのエフェクターとして機能することが報告されている。Rab5は既にPINK1-Parkinマイトファジー経路に関与することが報告されていることから、PUBP1がRab5と協働してPINK1-Parkinマイトファジーに関与する可能性を推測した。Parkinが定常的に発現する(Parkin依存的なmitophagyを観察できる)細胞株にPUBP1とRab5を共発現させると両者は共局在を示し、ミトコンドリア膜電位を低下させると、PUBP1のミトコンドリアへのリクルート効率が単独で発現させるより高まった。また、ミトコンドリアの分解効率に関して検討した結果、PUBP1とRab5を共発現させると分解効率も高くなった。これらの結果は、PUBP1がRab5と協働してPINK1-Parkinマイトファジーを正に制御する可能性を示唆している。
今後はショウジョウバエを用いて、両遺伝子の共発現により、PINK1欠失によるミトコンドリア変性にどのような影響を及ぼすかを検討する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本課題以外のテーマにおいて論文化を進めていた為、こちらの研究課題の進行が遅れた。

Strategy for Future Research Activity

来年度はショウジョウバエを用いて、PINK1-ParkinマイトファジーにおけるPUBP1の生理的な役割について解析を進める予定である。具体的には、PUBP1とRab5の両遺伝子の過剰発現、または発現抑制が、PINK1欠失によってもたらされるミトコンドリア変性・運動能力低下に対してどのように影響するのかを検討する。併せて、PUBP1のみの過剰発現、また発現抑制がオートファジーに与える影響に関しても検討する予定である。

Causes of Carryover

本年度は、課題以外のテーマにおいて論文化を進めていた為、研究計画に遅れが生じた。
また、目的の遺伝子型を持つショウジョウバエの作製が順調に進まず、研究期間の延長をすることになった。
来年度は、ショウジョウバエを用いた実験を中心に、学会報告、論文作製に経費を充てる予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Parkin活性化剤の探索2019

    • Author(s)
      柴 佳保里、井下強、今居譲、服部信孝
    • Organizer
      第42回日本神経学会学術大会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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