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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Elucidation of pathophysiology about BFNE and EIEE in KCNQ2

Research Project

Project/Area Number 17K10088
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

井原 由紀子  福岡大学, 医学部, 助教 (80648874)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
KeywordsKCNQ2 / 新生児てんかん / 発達性てんかん性脳症 / カリウムチャネル / 変異マウス
Outline of Annual Research Achievements

電位依存性カリウムチャネルKv7.2をコードする遺伝子であるKCNQ2変異は、予後良好な新生児てんかんの原因遺伝子として報告されている一方、難治性てんかん発症および重度の認知・行動障害を引き起こす発達性てんかん性脳症の一つである、KCNQ2てんかん性脳症でも、その変異が報告されている。同じ遺伝子変異による臨床像の違いについて、比較解析を行い、変異の違いによる病態機序解明や有効な治療法開発、創薬につなげることを研究意義
目的とした。用いた変異モデルマウスとして、新生児てんかんの変異として報告されているKCNQ2の変異としてあげられるKCNQ2 Y284C, A306T、脳症症例で同定されたT274M, G290D変異マウスを解析対象とした。Y284C、A306Tノックインマウスが野生型に比し、有意にてんかん原性を獲得していることを報告し、カリウムチャネル開口薬であるレチガビンの発作抑制、脳波改善効果について報告しているが、脳症症例で同定されたT274M, G290D変異マウスとの比較を行うことを目的としていた。繁殖率での野生型との違いはみられるものの、臨床像の違いについての解析評価として、良性新生児てんかんとの変異変異間での自然継代での繁殖率、自然発生けいれん、行動面の違いは指摘できなかった。2020年度、選択的カリウムチャネル抑制薬剤(レチガビン)による脳波抑制効果についての有意差は証明できなかった。

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Published: 2021-12-27  

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