2017 Fiscal Year Research-status Report
オキシトシンが統合失調症の臨床症状・社会行動障害に与える影響についての検討
Project/Area Number |
17K10279
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
三浦 至 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (30612709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢部 博興 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60210316)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | オキシトシン / 統合失調症 / 社会認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
オキシトシン点鼻薬は本邦では未承認医薬品のため,本研究は本年4月より施行された臨床研究法において特定臨床研究に該当する.このため特定臨床研究として申請する必要があり,認定された審査委員会への申請準備中である. このため現時点ではまだ研究実績を挙げるに至っていないが,上記と並行してモノアミン代謝産物濃度(homovanillic acid (HVA): ドパミン代謝産物,3-methoxy-4-hydroxyphenylglycol (MHPG): ノルアドレナリン代謝産物,5-hydroxyindoleacetic acid (5-HIAA): セロトニン代謝産物)の測定,Facial Emotion Selection Test (FEST)の測定,PANSS: Positive and Negative Syndrome Scale,CGI (Clinical Global Impressions)-S (severity)/I (improvement)の評価についてはすでに準備が進んでおり,これらの測定・評価体制はおおむね整った状況を作ってきている.また,Polymerase chain reaction (PCR)法を用いた オキシトシン受容体遺伝子多型(rs53576多型,rs2254298多型,rs237887多型,rs4686301多型)の解析についての準備を行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オキシトシン点鼻薬は本邦では未承認医薬品のため,本研究は本年4月より施行された臨床研究法において特定臨床研究に該当する.このため特定臨床研究として申請する必要があり,認定された審査委員会への申請準備中である. 現時点で臨床研究法が施行されたばかりであり不明な点も多いが,申請から審査,許可まで一定の時間を要するものと思われ,進捗は予定よりも遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
まずは特定臨床研究として認定された審査委員会への申請を出来るだけ早く行い,審査を経て許可を得ることが必須である.審査委員会の結果を踏まえて速やかに研究に着手する.また,研究開始後に速やかに各検査・評価項目の実施が行えるように,オキシトシン受容体遺伝子多型(rs53576多型,rs2254298多型,rs237887多型,rs4686301多型)の解析など予備実験が可能なものについては,早めに解析体制の確立を行う.
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Causes of Carryover |
本研究は臨床研究法において特定臨床研究として申請する必要があり,認定された審査委員会への申請準備中である.このため実質的な研究開始に至っておらず,当初の予定よりも遅れが生じている.申請後審査委員会の許可を得た上で研究開始し,その後に予算の使用を進めていく.
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