2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the PET imaging probe targeting Fibroblast Growth Factor Receptor
Project/Area Number |
17K10377
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Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
木村 寛之 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (50437240)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 繊維芽細胞増殖因子受容体1 / イメージングプローブ / SPECT |
Outline of Annual Research Achievements |
【緒言】受容体型チロシンキナーゼの一種として知られている線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR1-4) は様々ながんにおいて過剰発現が認められ、腫瘍の増悪を助長していることが示唆されている。本研究では、FGFR1に対するPETプローブを開発することでFGFR1高発現腫瘍のイメージングを行えるようにするだけでなく、がんの進行度とFGFR1の発現との関連を解明し、さらにFGFR1特異的プローブの構造から更なるFGFRチロシンキナーゼ阻害薬の開発へと繋げることを目的としている。 【実験方法】1. FGFR1標的PET分子イメージングプローブの設計・合成:FGFRファミリーに対して強い阻害作用を示すことが報告されているAZD4547を母核化合物として[18F]9を設計し、9と[18F]9を合成した。 2. インビトロキナーゼ阻害活性評価実験:9およびFGFR1を室温でインキュベートし、ATPから変換して生成したADP量を化学発光として測定することで9のFGFR1に対する阻害活性評価を行った。 3. インビボ生体内分布実験:FGFR1高発現肺がん由来細胞種であるH520細胞を皮下投与した担がんモデルマウスに[18F]9を投与し、投与後60分および120分における各臓器の放射能を測定した。 【結果】9は8段階で合成し、1H-NMR, 13C-NMR, HRMS, IRにより構造確認を行った。[18F]9は8を標識前駆体として2段階で合成し、HPLCにより化合物の同定を行った。合成した9は母核化合物であるAZD4547の2-3倍のIC50値でFGFR1を阻害した。また、[18F]9は投与後様々な臓器へ集積したが、特に腫瘍への滞留性が観察され、投与後120分において比較的高い[腫瘍/血液]比、[腫瘍/肺]比、および[腫瘍/筋肉]比を示した。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] 18F-Labeled PSMA-Targeted Radiotracers: Leveraging the Advantages of Radiofluorination for Prostate Cancer Molecular Imaging.2020
Author(s)
Rudolf A. Werner, Constantin Lapa, Sara Sheikbahaei, Takahiro Higuchi, Frederik L. Giesel, Spencer Behr, Alexander Drzezga, Hiroyuki Kimura, Andreas K. Buck, Martin G. Pomper, Michael A. Gorin, Steven P. Rowe.
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Journal Title
Theranostics
Volume: 10(1)
Pages: 1-16
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Initial clinical evaluation of PET/CT with 18F-FSU-880 targeting prostate-specific membrane antigen.2019
Author(s)
Tsuneo Saga, Yuji Nakamoto, Takayoshi Ishimori, Takahiro Inoue, Yoichi Shimizu, Hiroyuki Kimura, Shusuke Akamatsu, Takayuki Goto, Hiroyuki Watanabe, Kosuke Kitaguchi, Masao Watanabe, Masahiro Ono, Hideo Saji, Osamu Ogawa, Kaori Togashi.
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Journal Title
Cancer Science
Volume: 110 (2)
Pages: 742-750
DOI
Peer Reviewed
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