2021 Fiscal Year Research-status Report
MRIを用いたアミロイド検出・定量および脳温度測定:アルツハイマー病での臨床応用
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17K10415
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
三木 幸雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (80303824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米田 哲也 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (20305022)
酒井 晃二 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20379027)
坂本 真一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 登録医 (40464648)
河邉 讓治 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60295706)
下野 太郎 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70340817)
嶋田 裕之 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 登録医 (90254391)
伊藤 義彰 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90265786)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 磁気共鳴画像 (MRI) / 陽電子放出断層撮影 (PET) / アルツハイマー病 / アミロイド / 脳温度 |
Outline of Annual Research Achievements |
位相差情報を反映した磁気共鳴画像 (phase difference enhanced magnetic resonance imaging; PADRE) によりMRIにより脳に沈着したアミロイド描出が可能であること、および、MRI拡散強調画像データを計算式にあてはめることによって脳温度の計測が可能であることは、われわれが先行研究にて明らかとしたことである。 本研究は、上記のMRI技術を、日本で最も高頻度の認知症であるアルツハイマー病 (AD)に適用し、ADの病態解明および早期診断法の開発を目指すものである。 AD患者8名と年齢・性別をマッチさせた健常者10名に対してPADREとアミロイドPETを撮像した。関心領域を楔部、楔前部、上前頭回、上側頭回に設定した。PADREの関心領域における低信号域を定性的・半定量的に解析した。またアミロイドPETの関心領域におけるstandardized uptake value (SUV)比の平均値を計算した。各関心領域における、PADREの定性的評価、PADREの判定量的評価、アミロイドPETのSUV比の間の相関についてSpearmanの相関係数を計算した。 楔前部においてPADREの定性的評価とアミロイドPETのSUV比の間に有意な相関を認めた(相関係数 = 0.5; P値 = 0.034)。楔部においてPADREの半定量的評価とアミロイドPETのSUV比の間に有意な相関を認めた(相関係数 = 0.55; P値 = 0.02)。 PADREはアミロイドPETのSUV比を予測できる可能性があり、ADの診断に有用である可能性が示唆された。この研究成果は下記の論文に発表した。Takita, et al. Magn Reson Med Sci. 2022 Jan 26. doi: 10.2463/mrms.mp.2021-0123.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大阪市立大学医学部附属病院のサイクロトロンが故障のため稼働せずアミロイド標識核種を作成することができず新規アルツハイマー病患者のPETデータを収集することができない状態であったが、既に収集できていた症例で論文を投稿し、受理されたので、遅れを取り戻すことができたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
MRIでアミロイド沈着を評価する方法の改善を検討する。
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Causes of Carryover |
MRIでアミロイド沈着を評価する方法の改善を検討するのに、複数の撮像方法でMRIを撮像、解析する必要があるため。
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Research Products
(64 results)
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[Presentation] アテゾリズマブおよびベバシズマブ併用療法後に出血を来たした肝細胞癌肋骨転移に対して塞栓術を施行した一例.2022
Author(s)
光山容仁, 影山 健, 新川寛二, 山本 晃, 城後篤志, 寒川悦次, 田中肖吾, 竹村茂一, 木村健二郎, 天野良亮, 久保正二, 三木幸雄.
Organizer
第70回関西IVR研究会
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[Presentation] 産道出血に対してNBCA(n-butyl-2-cyanoacrylate)を用いて止血を得た5例.2021
Author(s)
寺山英作, 影山 健, 山本 晃, 城後篤志, 寒川悦次, 原田翔平, 尾崎正典, 野田健仁, 米澤宏記, 村井一超, 小川聡幸, 三木幸雄.
Organizer
ion for perineal laceration: Report of 5 cases.) 第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] 静脈内逸脱した骨セメントを経皮的に回収した一例.2021
Author(s)
寒川悦次, 山本 晃, 高橋真治, 鈴木享暢, 尾崎正典, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 小川聡幸, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] CT ガイド下axial puncture 法で骨盤内膿瘍に経皮的ドレナージを施行した3例.2021
Author(s)
村井一超, 影山 健, 山本 晃, 濵本晋一, 城後篤志, 寒川悦次, 寺山英作, 原田翔平, 尾崎正典, 米澤宏記, 野田健仁, 小川聡幸, 三木幸雄.
Organizer
第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] ラット肝腫瘍評価におけるナノ粒子造影剤(ExiTron nano 12000)による造影CT の有用性.2021
Author(s)
野田健仁, 影山 健, 山本 晃, 梯 アンナ, 尾崎正典, 米澤宏記, 村井一超, 小川聡幸, 寒川悦次, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] 静脈瘤に対する経皮経肝的静脈塞栓術について.2021
Author(s)
城後篤志, 山本 晃, 寺山英作, 尾崎正典, 原田翔平, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 小川聡幸, 影山 健, 寒川悦次, 喜多竜一, 神納敏夫, 三木幸雄.
Organizer
第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] ステアリングマイクロカテーテルが有用であった乳児の外傷性肝損傷の1例.2021
Author(s)
光山容仁, 寒川悦次, 寺山英作, 阪井雄紀, 岡崎真大, 松下和樹, 原田翔平, 淺野数男, 尾﨑正典, 米澤宏記, 野田健人, 村井一超, 影山 健, 城後篤志, 山本 晃, 三木幸雄.
Organizer
第69回関西IVR研究会
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[Presentation] 門脈圧亢進症の病態解明~最新の知見と今後の展望~ 肘正中皮静脈を介した低侵襲的肝静脈圧較差測定の有用性について.2021
Author(s)
山本 晃, 河田則文, 城後篤志, 村井一超, 小谷晃平, 影山 健, 濵本晋一, 寒川悦次, 打田佐和子, 榎本 大, 田守昭博, 三木幸雄.
Organizer
第28回日本門脈圧亢進症学会
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[Presentation] バッド・キアリ症候群の肝機能変化に対してのALBIスコア評価の有用性.2021
Author(s)
影山 健, 山本 晃, 城後篤志, 寒川悦次, 萩原淳司, 藤井英樹, 打田佐和子, 河田則文, 西田典史, 神納敏夫, 三木幸雄.
Organizer
第28回日本門脈圧亢進症学会
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[Presentation] 左胃動脈から供血される胃静脈瘤に対して左胃動脈塞栓術とBRTOを同時に施行した症例.2021
Author(s)
田代茜子, 城後篤志, 山本 晃, 光山容仁, 寺山英作, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 寒川悦次, 影山 健, 喜多竜一, 神納敏夫, 三木幸雄.
Organizer
第28回日本門脈圧亢進症学会
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[Presentation] 食道静脈瘤に対するPTSについての検討.2021
Author(s)
城後篤志, 山本 晃, 松下和樹, 尾﨑正典, 米澤宏記, 阪井雄紀, 岡崎真大, 原田翔平, 寒川悦次, 影山 健, 喜多竜一, 神納敏夫, 三木幸雄.
Organizer
第28回日本門脈圧亢進症学会
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[Presentation] ここまでできる!術後感染性合併症に対するIVR 骨盤内膿瘍に対するCT透視ガイド下axial puncture法によるドレナージ術.2021
Author(s)
村井一超, 影山 健, 山本 晃, 濵本晋一, 城後篤志, 寒川悦次, 寺山英作, 松下和樹, 尾崎正典, 岡崎真大, 阪井雄紀, 米澤宏記, 野田健仁, 三木幸雄.
Organizer
第34回日本外科感染症学会総会学術集会
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[Presentation] 喜多竜一, 山本 晃, 城後篤志, 伊藤久尊, 古田昭寛, 三木幸雄. 門脈圧亢進症に伴う性腺静脈瘤の塞栓による高アンモニア血症の改善と肝予備能の変化.2021
Author(s)
喜多竜一, 山本 晃, 城後篤志, 伊藤久尊, 古田昭寛, 三木幸雄.
Organizer
第50回日本IVR学会総会
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[Presentation] 繰り返す大動脈腸骨動脈領域の閉塞病変に対してSG 留置後急性閉塞を来した一例.2021
Author(s)
光山容仁, 寒川悦次, 山本 晃, 岡橋沙美, 寺山英作, 阪井雄紀, 岡崎真大, 松下和樹, 原田翔平, 淺野数男, 尾﨑正典, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 影山 健, 城後篤志, 堺 幸正, 三木幸雄.
Organizer
第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] 偽腔増大傾向を呈する慢性大動脈解離に対してTEVAR および偽腔のプラグ塞栓を施行した一例.2021
Author(s)
尾崎正典, 寒川悦次, 山本 晃, 岸本憲明, 森崎晃正, 光山容仁, 大浦達史, 寺山英作, 岡崎真大, 阪井雄紀, 淺野数男, 原田翔平, 松下和樹, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 小川聡幸, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] ステントグラフト留置術が有効であった巨大腎動脈瘤の1例.2021
Author(s)
町田優樹, 寒川悦次, 山本 晃, 光山容仁, 大浦達史, 寺山英作, 松下和樹, 米澤宏記, 野田健仁, 尾﨑正典, 岡崎真大, 阪井雄紀, 村井一超, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] 膝窩動脈領域の吻合部仮性瘤に対しVIABAHN を留置した一例.2021
Author(s)
大浦達史, 寒川悦次, 山本 晃, 寺山英作, 阪井雄紀, 岡崎真大, 松下和樹, 原田翔平, 淺野数男, 尾﨑正典, 米澤宏記, 野田健仁, 村井一超, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] 仮性肺動脈瘤に対して血管内塞栓術を行った2例.2021
Author(s)
米澤宏記, 寒川悦次, 山本 晃, 町田優樹, 光山容仁, 大浦達史, 寺山英作, 松下和樹, 尾﨑正典, 阪井雄紀, 岡崎真大, 野田健仁, 村井一超, 小川聡幸, 中野真理子, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
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第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] Fresh Blood Imaging を用いた非造影MR Venography による下肢静脈瘤焼灼術前評価の有用性.2021
Author(s)
村井一超, 山本 晃, 中村健治, 寺山英作, 松下和樹, 尾﨑正典, 岡崎真大, 阪井雄紀, 米澤宏記, 野田健仁, 影山 健, 城後篤志, 寒川悦次, 三木幸雄.
Organizer
第62回日本脈管学会総会
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[Presentation] 腸骨動脈腸管瘻に対して、VIABAHNを留置した2例.2021
Author(s)
米澤宏記, 寒川悦次, 山本 晃, 寺山英作, 松下和樹, 尾﨑正典, 野田健人, 村井一超, 小川聡幸, 影山 健, 城後篤志, 三木幸雄.
Organizer
第27回日本血管内治療学会学術総会
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