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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Evaluation of chronic kidney disease-related cardiomyopathy using T1T2 mapping MRI

Research Project

Project/Area Number 17K10419
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

天野 康雄  日本大学, 医学部, 教授 (30281421)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 康之  日本大学, 医学部, 助教 (60793643)
松本 直也  日本大学, 医学部, 教授 (80277441)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords心筋T1値 / 心筋T2値 / 腎機能障害 / 心機能低下
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は腎障害患者のT1T2 mapping症例をさらに蓄積し、2019年7月に50例弱が集積された時点で、対象者数を確定した。このうち、画質不良や肥大型心筋症などの心筋症が判明した15例は解析対象から除外した。
早速、心筋のT1T2値を患者と正常対照群と比較したり、患者群では心機能との相関を検討したり、さらにMRI検査から1年以上が経過した20例程度では予後との関連性を検討したりした。また、T1T2 mappingの基礎的条件や他の心筋疾患における特徴も検討した。
現段階では、心筋T2値の有意な変化が腎機能障害患者でみられた一方で、患者群内での心機能の障害度はT1値と相関する傾向にあった。これらは各心筋値の病理学的な背景の差異が反映されていると考えられた。この結果は先行研究の一部と類似しているが、我々の研究対象は高血圧症や糖尿病などを合併している症例が多く、一般的な実地臨床の状況に近く、意義が高いと考えられた。なお、派生的な検討・研究により今回のT1 mapping (5s3s3s MOLLI)では、従来の高心拍よりも低心拍のほうが心筋T1値に影響することが判明した。この知見は過去に報告がなく、これを英文雑誌に投稿したところ採択された。
最後に、腎機能患者の心血管イベントは高脂血症の有無とは関連したが、心筋T1T2値とは関連しなかった。今後、さらに転機の判明した症例を増加させて、統計学的な検討を行う予定である。

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Published: 2021-01-27  

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