2018 Fiscal Year Research-status Report
胃静脈瘤に対する最適な塞栓硬化物質としての新規開発塞栓物質NLEの可能性
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17K10451
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
南口 博紀 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (90364091)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 塞栓硬化療法 / 静脈瘤 / 動物実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初は平成29年度中に基礎実験と動物実験を遂行する計画でしたが私自身の予定外の異動による所属施設変更のために予定が遅れています。また動物実験を予定していた当初の施設が組織改編のため昨年から現在まで使用不可となっており、新たに動物実験をするための施設(神戸医療機器開発センターMEDDEC)との細かな交渉中です。 実験の可能性を検索するpilot studyは平成31年3月に同施設で施行済みであり、種々の問題点を洗い出しながら実行可能な実験計画を立案し、調整中です。本年7-8月の実験の予定です。 初年度は情報収集や計画立案のためにPC本体を購入し、昨年度は複数の海外学会に参加し、最新の情報を取得し、計画推進を心掛けました。 研究課題のBRTO(バルーン閉塞下逆行性経静脈性硬化術)の手技自体の重要性は変わりませんが、本邦を含む諸外国ではVascular Plugやゼラチンスポンジを併用した塞栓硬化療法の報告が散見されています。そのため、実験の比較対照群を増やし、実験の重要性を向上させる予定です。今回私が予定している新規硬化物質であるNLE(N-butyl 2-cyanoacrylate-lipiodol-Ethanol混和物)を用いた瘤塞栓硬化療法では、NBCAの塞栓性とエタノールによる血管内皮障害作用などの相乗効果により、従来の塞栓物質よりも強力な塞栓効果が期待できます。なおかつ安価で視認性もよく、安全に手技を施行できると考えられ、その塞栓効果及び安全性を今回の研究費を使用させていただき、詳細に客観的に評価できることには依然重要な意味合いを持つと考えますので、今後も研究を推し進めていきたいと思っております。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予定外の異動による所属施設変更と動物実験予定施設の急な変更のため、細かな計画の立案と認証が困難となりました。新たな動物実験施設と交渉中で平成31年3月にはpilot studyを当該施設のご厚意で費用免除でさせていただき、最終的な実験計画と日時を調整中です。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度(令和元年度)中のスケジュールと実験計画を調整中で、新たな動物実験施設と実験補助人員を手配し、計画の遅れを少しでも取り戻すべく、本年度7-8月の動物実験を予定しています。
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Causes of Carryover |
初年度に予定していた動物実験などが異動や予定動物実験施設の一時的閉鎖のために不可能となりましたので、年度をずらして施行させていただくことになりました。
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