2020 Fiscal Year Annual Research Report
Obliteration of veins using n-butyl-2-cyanoacrylate-lipiodol-ethanol mixture in swine
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17K10451
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
南口 博紀 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (90364091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 貴生 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00644519)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 動物実験 / 静脈瘤塞栓モデル / 新規塞栓硬化剤(NLE) |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの結果を踏まえて2020年度は、8月に開催された第49回日本IVR学会総会ポスターセッションにてポスター番号119番として発表(題名:NLE 混和物を用いた BRTO の基礎的検討 - ブタ静脈を使用した動物実験 -Obliteration of veins using n-butyl-2-cyanoacrylate-lipiodol-ethanol mixture in swine-)を行った。コロナ禍での開催のためにハイブリッド形式の開催となり、質疑応答が従来の対面方式ではなくインターネット上での質問回答フォームでやりとりがなされたために、従来の学会発表時と比較して質問や意見は少なく、モデレーターとのやり取りに終始し、十分な討論はできなかったと感じた。 内容としてはBRTO(バルーン閉塞下逆行性経静脈的硬化術)施行時に新規塞栓硬化剤であるNLEを使用することによる従来頻用されている硬化剤(オレイン酸エタノール)と比較した有用性につき報告したが、当初実験計画に予定していた静脈瘤モデルがブタに作成できなかったことが最大の問題点であった。また、動物実験関連の世情変化に伴う実験費用の高騰が不可避となり、決められた予算内で施行せざるを得なかったために使用できたブタは予定数の半分以下の2頭のみしか今回の実験には使用できなくなったことから、必要なサンプル数が得られず、詳細な比較検討試験及び統計解析が不可能となった点が本研究の限界として問題となり、やはり他の研究者からも指摘された点であった。 なお、実験動物の塞栓部位の静脈組織を採取しホルマリン固定したものを保管しているが、予算が枯渇したため組織学的な検討も実施できていない。
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Research Products
(1 results)