2021 Fiscal Year Research-status Report
Research of conservative breast cancer treatment using calcium phosphate cement paste marker
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17K10487
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
荻野 伊知朗 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (20275035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲山 嘉明 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 教授 (10184730)
成井 一隆 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (70468172)
幡多 政治 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (60285145)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | リン酸カルシウム / マーカー / 乳がん温存療法 / 術前化学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
術前化学療法後の乳がん温存療法に対するリン酸カルシウムペーストマーカー(CPCM)注入のランダム化比較試験が2018年11月2日に認定臨床委員会に承認され、2019年5月より開始された(jRCTs 032180042)。その内容は、術前化学療法後、手術を行う乳癌患者50例にCPCM注入し、50例はCPCM注入なしとする。この選択は無作為割付でおこなう。CPCM不使用症例と比較して乳房温存率、乳房部分症例における腫瘍断端陰性率・断端距離・切除標本容積を比較する。CPCM注入群が乳房温存率低下・腫瘍断端陰性率増加・断端距離の著しい低下などなく、切除標本容積が有意に少なくなることを確証する。CPCM注入により、術前化学療法後、完全寛解や著名縮小時の切除範囲を縮小でき、乳房形態温存を十分配慮した乳房温存療法となれば、CPCM有用性を証明できる。CPCM注入症例とCPCM非注入症例との比較はχ2検定およびt検定を行う。CPCMを原発腫瘍に注入すると、化療後に腫瘍が著明に縮小しても腫瘍の位置が同定できる。このため、切除範囲を縮小でき、乳房形態温存を十分配慮した乳房温存療法が可能となる。また、リン酸カルシウムは歯や骨に存在するハイドロキシアパタイトであり生体との反応がない物質である。そのため、乳房形態温存を十分配慮した乳房温存療法が証明できなくても、他の画像誘導放射線治療への発展やラジオ波熱焼灼療法と放射線治療を用いた非切除治療などの発展が期待できるマーカーとなる。コロナ感染症の影響で一時休止されたが、いままでの登録数より、2022年度には、20例登録することを目標としている。 現在まで14名に説明文章を用いて試験の参加を求めた結果、12名が参加している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
大学よりコロナ感染症のため、研究目的だけのため、来院を禁じられたため、参加者を募ることができない時期があった。
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Strategy for Future Research Activity |
抗がん剤使用説明時に挿入が可能となり、研究再開が可能となった。症例を多く集めるため、術前化学療法後、温存療法が可能な全患者を特定臨床研究参加適応とすることとした。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症のため、研究が中断した時期があり、次年度に延長する必要があった。
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Research Products
(4 results)