2019 Fiscal Year Annual Research Report
Minimally invasive cancer treatment strategy using hyper-radiosensitivity in low-dose repeat irradiation - a Glioblastoma study
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17K10492
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
深田 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50338159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
公田 龍一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00464834)
小池 直義 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60464913)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 放射線生物学 / 細胞周期 / DNA損傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
低線量反復照射(全細胞周期) 前年度に続いて、低線量反復照射を膠芽腫細胞系(全細胞周期)に施行し、生存率、細胞周期、DNA損傷について解析した。 照射間隔0分(単回照射)と30分間隔による低線量反復照射(20cG×10回)に条件を絞りこみ、照射後の細胞周期の変化について照射後の時間経過を5回(照射開始後30分、3時間、6時間、24時間、48時間)にわたって詳細に追跡した。生存率はトリパンブルー染色法、細胞周期はPI染色によるDNA量測定に加え、ヒストンH3抗体染色を併用し、M期の比率についてもフローサイトメトリーを用いて測定した。前年度の結果が確認され、特に照射終了後3時間ではG2/M期の有意な増加は観察されなかったが6時間後には明らかに増加が認められた。これについては、複数の膠芽腫細胞系(U251、LN428、LN229)で同様の反応があることが確認された。 DNA損傷と修復については、前年度に引き続きγH2AX抗体を用いて観察した。照射後の経時的変化を観察する目的で照射開始後30分、6時間、12時間、24時間、48時間後に免疫染色を行い、共焦点顕微鏡を用いて観察した。照射後開始後30分では単回照射、低線量反復照射ともに明瞭なfociが観察可能であった。fociの数は経時的に減少傾向であったが定量評価を追加して検討中である。 細胞同調(G2-M期)について本年度はノコダゾールによる細胞周期をブロックする薬剤を用いて細胞を回収した。前述の細胞周期の解析では、M期の割合が一定程度(約1-3%)確認されているが、ノコダゾールを併用することで細胞周期の割合に変化が見られた。
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[Journal Article] Efficacy and safety of preoperative 5-fluorouracil, cisplatin, and mitomycin C in combination with radiotherapy in patients with resectable and borderline resectable pancreatic cancer: a long-term follow-up study.2019
Author(s)
(24)Endo Y, Kitago M, Aiura K, Shinoda M, Yagi H, Abe Y, Oshima G, Hori S, Nakano Y, Itano O, Fukada J, Masugi Y, Kitagawa Y.
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Journal Title
World J Surg Oncol.
Volume: 17(1)
Pages: 145
DOI
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