2017 Fiscal Year Research-status Report
ヒト型糖尿病ブタモデルの作出とガラス化凍結保存膵島細胞シートの移植後の検証
Project/Area Number |
17K10527
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
長屋 昌樹 明治大学, 研究・知財戦略機構, 特任教授 (90329300)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 膵ランゲルハンス島移植 / 糖尿病 / 細胞シート / 凍結保存 / ガラス化凍結 / 病態モデルブタ |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトの体重に見合ったヒト型糖尿病ミニブタを作出、ガラス化凍結にて保存可能な膵ランゲルハンス島(膵島)シートを作製、糖尿病ブタへの膵島シートの移植後の機能の検証を目的とする。海外ではドナー膵が出現した場合でもバーチャル・クロスマッチ陰性の患者が待機リストにおらずドナー膵を無駄にする例が多いため、凍結保存膵島シートが移植後至適に機能すれば、新たな治療の可能性が生まれる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ヒトサイズ糖尿病ミニブタの作成は、凍結融解したHepatocyte Nuclear Factor 1a トランスジェニック(tg)ブタの精子と卵丘卵子複合体をマイクロミニブタの卵管膨大部に注入、本作業で胎仔を無事に獲得した。ブタ膵島シートの作成は、Wild typeではすでに成功しているが、計画に使用する膵島シートの作成は pancreatic and duodenal homeobox 1(PDX1)tgブタより膵島分離を行い、緑色発光した膵島シートを作成することとしている。本ブタの作出が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
Pdx1 Venus Tgブタの作出を試みる頻度を多くする。
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[Presentation] 子宮全摘法とアイソレーター内飼育によるDPFブタの生産.2018
Author(s)
中野和明, 梅山一大, 長谷川航希, 小見山泰史, 井上亮, 小林良奈, 山田孟,湯, 松成ひとみ, 渡邊將人, 長屋昌樹, 西村崇史, 佐竹典明, 三宅眞佐男, 長嶋比呂志
Organizer
第20回日本異種移植研究会
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[Presentation] 膵臓形成不全トランスジェニックブタの重症糖尿病モデルとしての可能性.2018
Author(s)
長谷川航希, 中野和明, 梅山一大, 梅木育磨, 福田暢, 岡本一駿, 松成ひとみ, 渡邊將人, 小見山泰史, 湯, 山田孟, 長屋昌樹, 小林英司, 中内啓光, 長嶋比呂志
Organizer
第20回日本異種移植研究会
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