2017 Fiscal Year Research-status Report
PNQ を用いたL-OHP 誘発末梢神経障害の自己評価と安全性に関する多型解析
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17K10654
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Research Institution | Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences |
Principal Investigator |
小林 靖奈 新潟薬科大学, 薬学部, 教授 (20276611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅本 岳宏 昭和大学, 医学部, 講師 (00384537)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 遺伝子多型 / ダイレクトシークエンス / KRAS / PNQ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、文書による同意が得られた患者15名の、全血、癌部位、非癌部位よりゲノム DNA を抽出した。抽出には市販のキットを用いた。また、KRAS 遺伝子(コドン12およびコドン13)に対する PCR プライマーを Primer3 Output より設計し、外注した。全部で5種類のプライマーを作成した。PCR 条件を決定するために、gradient PCR を行って至適アニーリング温度を決定した後、PCR 行って PCR 産物を得た。その PCR 産物を用いて、PCR ダイレクトシークエンス法に遺伝子配列を決定した。結果を確かめるために、逆方向のプライマーを使用して確認した。その結果、少なくとも2名は、KRAS 遺伝子多型(変異型)を有していることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年の1年は着任後間もなかったので、学内の事務処理や講義・実習・演習などに慣れていなかったため。また、使用する機器もなく、各研究室で借用して研究を進めたため、休日はそれらの機器が使用出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度準備したサンプルを使うこと、および検体数を増やしたい(同意取得したい)。また、実験時間を各確保し、自分の研究室内および共同研究室の機器を積極的に使用して進めたい。
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Causes of Carryover |
申請者は、交付開始年度直前(2016年度)に他大学から現在の大学に異動したため、準備その他、研究の立ち上げに予想以上に時間がかかったため。研究が波に乗れば問題無いと思う。今後はダイレクトシークエンス用の試薬、PCR 用キット、プライマー設計、ゲノム抽出キット、電気泳動機器などを購入し、研究を展開して使用して行きたい。
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