2019 Fiscal Year Research-status Report
小口径人工血管の開発につながる血管内皮細胞生着ダクロンシートの開発
Project/Area Number |
17K10737
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Research Institution | Gunma Institute of Public Health and Environmental Sciences |
Principal Investigator |
林 秀憲 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (30648788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 政弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40433346)
吉増 達也 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60316099) [Withdrawn]
西村 好晴 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70254539)
畑田 充俊 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70508027) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 再生医療 / 血管内皮細胞 / 小口径人工血管 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は一昨年度に引き続き、商品化されたブタ線維芽細胞(fibroblast:Fb)がダクロンシートに生着するのに最適なbFGF添加ゼラチンの条件化の確立を目指していたが、未だ確立できていない。細胞を初代培養で獲得したラットFbを使用したり、生着させる材料をダクロンだけではなくexpanded polytetrafluoroethylene(ePTFE)も追加して、条件の最適化を行っているが、現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の最重要な実験手技である、繊維芽細胞のダクロンシートへの生着方法がまだ確立するに至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ドナー細胞である線維芽細胞を市販化されたものだけではなく初代培養で獲得した細胞を使用したり、生着させる人工血管に用いられる素材もダクロンだけではなくePTFEを使用し、繊維芽細胞の人工血管に用いられる素材への生着法の確立を目指す。
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Causes of Carryover |
本研究計画の進行が遅れているため、次年度使用額が生じた。昨年度で確立する予定であったブタ線維芽細胞が生着する最適なbFGF含有ゼラチンの条件の最適化に使用する。
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