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2017 Fiscal Year Research-status Report

虚血肢における障害骨格筋由来マイクロRNAと血行再建後下肢機能予測

Research Project

Project/Area Number 17K10746
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

古屋 敦宏  旭川医科大学, 医学部, 講師 (90463752)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東 信良  旭川医科大学, 医学部, 教授 (30250559)
吉田 有里  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (50646057)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords骨格筋 / 末梢動脈疾患 / 歩行機能 / 下肢血行再建 / サルコペニア / 認知症 / フレイル / 抑うつ状態
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、虚血肢に対する血行再建術前後で、下肢機能や脳・精神機能を観察・評価する単施設前向き臨床研究であり、ユニークなものである。
術前の測定項目は、一般血液検査、一般身体機能測定、サルコペニア、フレイル指標、炎症性サイトカイン、各種ストレス指標、筋組織生検と多岐にわたり、下肢機能だけにとどまらず、脳機能精神活動と歩行との関係性にも着目しつつ、血管外科とリハビリテーション科が合同で術前検査からfollow upまでを観察してゆく。
また、筋組織中のmicroRNAを採取できた症例については、下肢筋や下肢機能予後がどのように生命予後や知的活動性にかかわっているのか、そこにmicroRNAを介した臓器間情報伝達があるのかどうかを明らかにすることを目標としている。
臨床研究登録が開始されて、まだ、4か月であるが、症例を蓄積して臨床データを集積している状況である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2017年8月2日に本臨床研究に関する倫理員会承認を受け、血管外科とリハビリテーション科で綿密な研究計画のすり合わせを行い、複数回の会議を経て、2018年1月から症例登録を開始した。
2018年4月末時点での登録症例数は5例で、下記の理由で当初の予定よりもやや遅れている。
血行再建術前に下肢機能や栄養指標の検査項目が多いため緊急あるいは準緊急で血行再建手術を行なわなければならない症例は対象とならず、結果的に登録症例が限定されており、また、術後も下肢機能評価を行う必要があり、そのため遠隔地の患者の登録が難しいことや、症例登録が当初の予定よりもやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

登録症例の術前情報(下肢機能と虚血程度、各種血液検査所見、サルコペニアやフレイル指標)と術中所見(筋組織の病理所見)、そして、血行再建後の下肢機能予後(機能改善の良しあし)や生命予後といった予後情報を照合して、どのような患者・術前状態であれば血行再建後の機能予後改善が見込めるのか、どのような患者では機能改善が望めないのかを明らかにする。併せて、筋組織から採取したRNAをバンキングして、予後情報が明らかになった時点で予後良好群と不良群のRNAやmicorRNAを比較して、筋組織由来のmicroRNAの中で、機能予後や生命予後にかかわるものがあるかどうか、検索してゆく。さらに、術前の抑うつ状態や認知機能低下が血行再建によって改善しうるのか、その改善は歩行機能回復の成否に関係するのかについても検討を加える。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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