2020 Fiscal Year Research-status Report
頭蓋内圧上昇環境でのクモ膜下出血による血管収縮機構への影響とその特異的機序解明
Project/Area Number |
17K10817
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
高橋 和孝 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (60321999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 宏明 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20506638)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 脳血管攣縮 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初、本年度は動物実験モデルを用いたPressurized artery 法による検討を継続して行い、血管採取時に測定した生体での血管外径と同径、血管内腔にかかる内圧を決定し、血管外にオキシヘモグロビンを投与して、クモ膜下出血を再現した環境で、チャンバーの圧を変化させ、その場合の血管径を測定しながら、KCL による血管の収縮性の評価を行う予定であった。血管にかかる外圧も1.正常圧・正常血管、2.正常圧・脳血管攣縮血管、3.頭蓋内圧亢進・正常血管、4.頭蓋内圧亢進・脳血管攣縮血管の 4 群で各 Ca2+blocker 投与下での KCl 投与による血管反応性を検討する予定であった。また、それに引き続いて、組織免疫学的手法による検討を行い、1 次抗として L-type,T-type Ca チャンネル抗体を用いてその発現を検討し、、4群で各イオンチャンネルサブタイプの特異的プライマーを用いたRT-PCRとWestern blotting法で、分子レベルや蛋白レベルでの各群での発現性を検討を行う予定であったが、本年度はCOVID-19により、動物実験のための必要備品の入手が困難であり、他県から本県への業者の立ち入りが制限された状態であること。医療従事者としてのあらゆるコロナへの対応などもあり時間的にも制限され、まとまって実験のために時間を得ることが難しかったため、研究は行わなかった。次年度に予算を先送りして対応することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度はCOVID-19により、動物実験のための必要備品の入手が困難であり、他県から本県への業者の立ち入りが制限された状態であること。医療従事者としてのあらゆるコロナへの対応などもあり時間的にも制限され、まとまって実験のために時間を得ることが難しかったため、研究は行わなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に予算を先送りして対応することとし、前年度できなかった動物実験モデルを用いたPressurized artery 法による検討を継続して行い、血管採取時に測定した生体での血管外径と同径、血管内腔にかかる内圧を決定し、血管外にオキシヘモグロビンを投与して、クモ膜下出血を再現した環境で、チャンバーの圧を変化させ、その場合の血管径を測定しながら、KCL による血管の収縮性の評価を行う予定であった。血管にかかる外圧も1.正常圧・正常血管、2.正常圧・脳血管攣縮血管、3.頭蓋内圧亢進・正常血管、4.頭蓋内圧亢進・脳血管攣縮血管の 4 群で各 Ca2+blocker 投与下での KCl 投与による血管反応性を検討する予定であった。また、それに引き続いて、組織免疫学的手法による検討、RT-PCRおよびWestern blotting法による検討を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度に予算を執行する実験を行うことが困難であったため、次年度に予算を先送りして対応することとした。
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