2021 Fiscal Year Annual Research Report
Three dimensional blood-brain barrier model
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17K10840
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
諸藤 陽一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (40437869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 隆史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (00712085)
出雲 剛 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (40343347)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 血液脳関門 / ドラッグリポジショニング / 中枢神経薬剤開発 / 血液脳関門モデル / 脳虚血 / ぺリサイト / がん / 脳卒中 |
Outline of Annual Research Achievements |
灌流型3次元血液脳関門モデルの開発においては、内皮細胞、ペリサイト及びアストロサイトを培養した上で灌流することに成功した。不死化ヒト細胞、ラット 初代培養細胞、ヒト初代培養全てにおいて、モデル内に細胞を生着、培養できることを確認した。また、本研究過程において、①霊長類(サル)の初代培養細胞のみで構成された共培養モデルの特徴、②造影剤による血液脳関門破壊について脳血管内皮細胞内のMAP Kinase pathwaysの関与、③脂質異常症治療薬であるpitavastatinが炎症刺激による血液脳関門破壊に拮抗的に働くこと、④Rho kinase阻害薬が血液脳関門保護に働くことについて、見出し、それぞれの知見を英文学術誌において報告した。さらに、本研究過程で得た知見を踏まえ、総説’Beyond Lipid-Lowering: Effects of Statins on Cardiovascular and Cerebrovascular Diseases and Cancer’を執筆し、スタチンの多面的作用及び心血管、脳血管及び癌に与える影響をまとめ、発表した。本研究及び付随する成果を国内外の学会、研究会で発表するだけでなく、2022年3月には、4th Mini-symposium on the Blood-Brain Barrier: from Basic to Clinical Researchをハンガリーセゲド大学Maria Deli教授とともにorganizerとして主催し、世界各国の研究者との意見交換し、今後の研究の方向性も討議した。灌流型3次元血液脳関門モデルにおいては、薬剤開発に実用化できるレベルまで到達している。
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Research Products
(22 results)