2020 Fiscal Year Research-status Report
Stereotactic interstitial photodynamic therapy of recurrent malignant glioma: phase I study
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17K10879
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
黒岩 敏彦 大阪医科大学, その他部局等, 名誉教授 (30178115)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶本 宜永 大阪医科大学, 医学部, 教授 (30224413)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸 / 悪性神経膠腫 / 組織内照射 / プロトポルフィリン |
Outline of Annual Research Achievements |
第1相臨床試験を計画したが、照射システムでの開発が更に必要なことが判明した。このため、当初の臨床研究の予定を変更し、照射システムの開発を行うこと とした。 まず、ソフト面としては、照射線量計画システムは、大阪大学 工学部 粟津研究室と共同にて開発中である。また、シミュレーションに必要なデータとして脳腫 瘍組織内での脳腫瘍組織の波長別の光吸収特性を明らかにし、論文として公表している。次いで、吸収された光がどの程度腫瘍組織内でポルフィリンを活性化 し、活性酸素生成のかを予測するためのシミュレーションモデルを開発中である。 一方、ハード面としては、照射用の光ファイバーシステムに関しては、光感受性物質の3次元分布のモニタリングが可能なものを開発中である。 基礎研究として照射に伴って治療抵抗性である腫瘍幹細胞にたいする治療効果を増強する条件をin vitro実験によって行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
第1相臨床試験を計画したが、照射線量計画システムが未完成であり、照射システムでの開発が更に必要なことが判明した。このため、当初の臨床研究の予定を 変更し、照射システムの開発を行うこととした。また、照射条件設定に必要な基礎実験も合わせて行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
第1相臨床試験への到達は、次年度中には困難な状況にある。次年度中に、照射システムのソフトおよびハード面の開発の完了を目指している。
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Causes of Carryover |
臨床試験の実施が困難である状況が続いているため、期間延長を行い、研究費を次年度に使用することとした。 次年度は臨床試験に必要な基礎実験を行う予定のため、基礎研究に費用を使用する 予定である。
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