2017 Fiscal Year Research-status Report
骨粗鬆症性椎体骨折・脊柱変形によるロコモティブシンドロームへの影響に関する調査
Project/Area Number |
17K10929
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
戸川 大輔 浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70539692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松山 幸弘 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20312316)
星野 裕信 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (70293636)
長谷川 智彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50402368)
大和 雄 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (30397377)
吉田 剛 浜松医科大学, 医学部, 助教 (30791363)
大江 慎 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (00767486)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | vertebral fracture / locomotive syndrome |
Outline of Annual Research Achievements |
【骨粗鬆症性椎体骨折・脊柱変形によるロコモティブシンドロームへの影響とその対策】 2012年および2014年の高齢運動器検診において形態的椎体骨折のある群(Genant Grade1以上)では無い群と比較して有意に健康関連QOL(ODI、EQ5D、ロコモ25)が不良で、X線パラメーター(SVA)も有意に不良な傾向があった。また形態的骨折のある群でも2012年で骨折のみられていた既存骨折群と2014年で初めて骨折を認めた新規骨折群では、既存骨折群が2014年の時点で有意にHRQOLの低下を認めた。 2016年の運動器検診受診者から67名を抽出し、2017年9月から四頭筋訓練(左右各10回1日2セット)、片脚起立訓練(左右を各1分間1日3セット)、ハーフスクワット(5~6回1日3セット)を外来にて指導を開始した。1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に外来での再指導およびコンプライアンスの確認を行った。指導開始から9ヶ月で2018年度の運動器検診を施行し健康関連QOLの評価を行い、2016年からの変化について検討する方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りの予定でほぼ進行しているが、運動指導の介入はロコモの予防という観点からも考えて、椎体骨折の有無や脊柱骨盤アライメントの異常の有無を問わず指導することとしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年10月ころまでには2018年度の運動器検診が完了し、同年12月までにはデータの整理、必要なパラメーター等の計測を行っていく方針とする。
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Research Products
(2 results)