2019 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of the risk factor for spinal degenerative disease and neck complaint and low back pain.
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17K10937
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
寺口 真年 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00554544)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | HIZ分類 / 腰痛 / 腰痛関連ADL障害 / 大規模一般住民コホート |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2008年から脊椎退行性疾患と腰痛および頸部痛の関連、そして椎間板変性や終板変化などのMRI変化との関連を調べるために一般住民を用いた大規模なコホートとして開始した。 2019年度は太地町において検診事業を行い、約1000名以上の健康関連に関するアンケート、運動機能や生活情報、そして脳および全脊柱MRIとレントゲンデータの収集に努めた。 当該年度は現在まで収集したデータの解析を行い、国内および国際学会において報告を行った(日本整形外科学会や日本脊椎脊髄病学会)。その中でもHIZと腰痛との関係について香港大学との共同研究にて新たに解析を行い、多発する椎間板内のHIZ変化は有意な関連があることを認めた。その結果は国際論文であるThe Spine Journalにて発表している(M Teraguchi, et al. Lumbar high-intensity zones on MRI: imaging biomarkers for severe, prolonged low back pain and sciatica in a population-based cohort, The SPine Journal 2020 in Press)。その他にもModic変化と腰痛との関係について現在解析中であり、引き続き2020年度は学会での発表および国際論文への掲載に向けて研究を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
検診作業も問題無く終了し、定期的に国内、国際学会において発表を行っている。また国際論文にも掲載されており研究は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、検診作業を定期的に行い解析し、発表を行っていく。
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Causes of Carryover |
次年度は得られたデータで学会報告の予定であったがCOVID-19による国内外の学会の中止もしくは延期のため支出がなかったため。そのため、事業計画の延長を行い解析を進め学会にて報告を行っていく。
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