2018 Fiscal Year Research-status Report
The role of innate immunology in the patients with early rheumatoid arthritis and resistant-anti rheumatic drugs
Project/Area Number |
17K10995
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
高窪 祐弥 山形大学, 医学部, 准教授 (80431641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 理彰 山形大学, 医学部, 教授 (40241707)
佐々木 幹 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (00444034)
長沼 靖 山形大学, 医学部, 客員研究員 (10463811)
大木 弘治 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (20463812)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / 炎症性免疫担当細胞 / 炎症性サイトカイン / Toll様受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年までに行った詳細な組織学的検討結果をもとに、蛍光二重染色法によるToll様受容体陽性細胞の同定を行った。Toll様受容体1-9,T細胞マーカー(CD3),B細胞マーカー(CD20),マクロファージマーカー(CD68),樹状細胞マーカー(DC-LAMP,CD123)の蛍光二重染色法により,共焦点レーザ蛍光顕微鏡を用い,Toll様受容体陽性細胞を同定した。特に、薬剤耐性関節リウマチ群では、早期発症関節リウマチ群と比較してToll様受容体陽性細胞の割合が高かった。特に、TLR-2、TLR-4、TLR-6、TLR-9の割合が高かった。 次に、RT-PCR法によるToll様受容体陽性細胞の検出を行った。Toll様受容体1-9のRNAを定性的,定量的に検出した。プライマーからリバーストランスクリプターゼ法によりcDNAを作製し、cDNAをテンプレートとしてLight-Cyclerで定量的なPCRを行った。 発症早期と薬剤耐性期の関節リウマチ患者における末梢血と滑膜組織,関節液を用い,Toll様受容体1-9,T細胞マーカー(CD3),B細胞マーカー(CD20),マクロファージマーカー(CD68),樹状細胞マーカー(DC-LAMP,CD123)各細胞のFACS sortingを行い,その発現強度,炎症性メディエーター (IL-1, IL-2, IL-6, IL-17, IL-21, IL-23, TNF-α, INF-γ,VEGF-A, EGF, VCAM-1, MMP-1, MMP-3, YKL40, Leptin, Resistin)の発現を解析し、IL-6、TNF-α, INF-γ,VEGF-Aなどの炎症性サイトカインの発現がそれぞれ増加していることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
関節リウマチの発症早期と晩期関節リウマチ患者,特に薬剤抵抗性関節リウマチ患者の組織学的検討を行い、FACS解析、RT-PCR法により、炎症性免疫担当細胞と炎症性サイトカイン、各細胞におけるToll様受容体の関連を明らかにすることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従って、FACS sorting(分取)によるToll様受容体陽性単球系血球細胞の分離, 遠心法による微小粒子の分離、Toll様受容体陽性単球系血球細胞への抗Toll様受容体抗体投与,微小粒子と健常人単球系血球細胞の共培養、臨床評価との関連を詳細に検討します。
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Research Products
(18 results)