2018 Fiscal Year Research-status Report
間質性肺炎肺に対するPDE4阻害薬のドラッグ・リポジショニングに関する基礎的検討
Project/Area Number |
17K11071
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
廣瀬 佳代 東京大学, 医学部附属病院, 登録診療員 (40532221)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 芳嗣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30166748)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | フォスフォジエステラーゼ4 / total RNA抽出 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト肺組織における標的遺伝子(フォスフォジエステラーゼ4)の発現を解析することを目的に、検体からのtotal RNAの抽出を行った。 RNAiso Plusを入れたガラス製ホモジナイザーに凍結した組織を入れ、細胞塊がなくなるまで摩砕し、摩砕液からtotal RNAの抽出を行う。遠心を行い、細胞残渣をペレット化する。上清を回収し、1/5のクロロホルムを入れ、5分間室温で攪拌。遠心を行い、上清を回収。等量の2-プロパノールを加え混和後、室温で10分間静置。遠心を行い、核酸をペレット化。上清を廃棄し、75%エタノールを加える。遠心を行い、ペレットを洗浄。上清を廃棄し、RNase-free dH2Oでペレットを懸濁。吸光度を測定する。DNaseⅠを用いて37℃、30分の反応で拡散中のDNAを分解。等量のファノール・クロロホルム溶液を加え混和後、室温で5分間静置。遠心を行い、上清を回収。2.5倍量の酢酸ナトリウム液を加え混和。遠心を行い、total RNAをペレット化。上清を廃棄し、RNase-free dH2Oでペレットを懸濁。吸光度を測定。 ヒト肺検体から得られたtotal RNAのA260/A280のratioは全ての検体で1.9-2.1程度に収まっているため品質の高いtotal RNAが抽出できたものの、全検体でtotal RNAの収量が少ない結果となった。cDNA合成に必要な1μgは全検体で確保できていたため、cDNAを用いて品質確認を行っていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
検体の収集に関しては今年度までに終了した。RNA解析を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでに得られた検体を解析して、標的遺伝子の発現解析を行っていく。
|
Causes of Carryover |
研究費使用を予定していた解析を次年度に行うことに変更したため。
|
Research Products
(7 results)