2017 Fiscal Year Research-status Report
呼気終末陽圧負荷による輸液過剰の検出アルゴリズムの開発
Project/Area Number |
17K11083
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
池宗 啓蔵 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (50549219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萬家 俊博 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10230848)
西原 佑 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (50568912)
南立 秀幸 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (70568831)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 輸液反応性 / 一回心拍出量変動 / 過剰輸液 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、当初、ブタを用いた研究を想定して計画していた。しかしその後に発表された新しい文献により、イヌでの研究が可能とのことが判明した。ブタと比べ、イヌによる本研究の施行の方が、体重が小さいため、使用する薬剤や、輸液量の節約、手技の簡素化が可能となるなど、今後のメリットが大きいと判断した。このため、具体的な手技や特に機器のパラメータ設定などの情報入手・構築に大幅に時間を要する結果となった。 従って、初年度は、研究法のプロトコールの見直しのみならず、必要な薬剤、システムの手直しとともに、動物実験における学内申請を見直すこととなり、実際の成果は未だデータとしてはあがっていない。 本年度は、この点にめどが立ったため、7月からイヌを用いた本実験を開始する予定である。 またさらに、輸液過剰の確実な立証として、血液検査を計画しておりこの手技の確率にも時間を要したが、この点もめどが立ったことから次年度の本実験に組み込むこととなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新しい文献により、大型動物であるブタを使用せず、イヌを使用する方がメリットが高いと判断して、経費や、手技などの簡素化をはかることに重点を置いた。このため、準備(機器のパラメータ設定、麻酔・手術手順など)に時間を要する結果となっており、遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
上記動物種の変更にめどが立ったため、当初計画立案されているプロトコールが遂行できることから、本年は本実験にうつる。
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Causes of Carryover |
動物種の変更による。次年度は本年度と合算した金額を使用する予定である。
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