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2018 Fiscal Year Research-status Report

腎不全進行克服に向けた腎臓における組織幹細胞階層構造解析

Research Project

Project/Area Number 17K11192
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

駒井 資弘  関西医科大学, 医学部, 講師 (70368231)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松田 公志  関西医科大学, 医学部, 教授 (20192338)
上野 博夫  関西医科大学, 医学部, 教授 (60332368)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords腎臓 / 組織幹細胞 / Bmi1
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、種々の臓器における組織幹細胞に発現しているBmi1がマウス腎臓に発現しているか解析し、腎臓組織幹細胞として機能しているか検討すること、さらに、腎臓組織幹細胞の増殖・分化のメカニズムを明らかにすることである。
平成30年度のテーマは、定常状態におけるBmi1遺伝子と腎臓組織幹細胞の関係解明を多色細胞系譜追跡法で行うことであった。具体的には、Bmi1CreERノックインマウスとレインボーマウスを交配し、Bmi1creER/+/Rosa26rbw/+ マウス(タモキシフェンを投与すると全身緑色の細胞からBmi1陽性細胞だけが、青色、オレンジ色、赤色にランダムに変わる)を作製し、このマウスにおいて多色細胞系譜追跡法を用いて、マウス腎臓組織内のBmi1陽性細胞の増殖・分化の過程を観察することである。中期・長期ラベル細胞追跡実験を現在行っており、順調に経過している。
平成31年度は、Bmi1creER/+/Rosa26rbw/+ マウスにおける多色細胞系譜追跡法の長期ラベル細胞の確認と短期、中期ラベル細胞の確認を行い、さらにBmi1陽性細胞の存在部位の同定、腎障害後の再生におけるBmi1陽性細胞の機能解析を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成30年度は、定常状態におけるBmi1遺伝子と腎臓組織幹細胞の関係解明を多色細胞系譜追跡法で行うために、Bmi1CreERノックインマウスとレインボーマウスを交配して作製したBmi1creER/+/Rosa26rbw/+ マウスにおいて多色細胞系譜追跡法を用いて、マウス腎臓組織内のBmi1陽性細胞の増殖・分化の過程を観察している。現在は、中期、長期ラベル細胞を追跡中であり、平成31年度に解析予定である。平成29年度に、申請者らの所属機関ですでに継代維持している上記マウスを使用する予定であったが、Bmi1CreERノックインマウスが継代中止となり、再度、Jackson Laboratoryから購入することとなった。そのため交配が遅れてしまい多色細胞系譜追跡法開始が少し遅れてしまったが、平成30年度から実験開始できており、平成31年度に解析予定である。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度に解析予定であったBmi1creER/+/Rosa26rbw/+ マウスにおける多色細胞系譜追跡法を行っており、平成31年度に解析予定である。さらにBmi1陽性細胞の存在部位の同定、腎障害後の再生におけるBmi1陽性細胞の機能解析を行う予定である。

Causes of Carryover

研究計画が少し遅れているため、物品費を含め平成30年度使用予定であったものを平成31年度に使用するために次年度使用額が生じた。平成31年度は過剰な支出を控え、物品・旅費・その他の経費を含め全体として交付金を使用するように調整している。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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