2017 Fiscal Year Research-status Report
進行卵巣癌患者血中・腹水中エクソソーム関連分子による抗がん薬効果予測モデルの構築
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17K11311
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
植原 貴史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (70568659)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 卵巣癌 / 化学療法抵抗性 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画では、平成29年度は進行卵巣癌で治療を受ける患者の登録および、血清などからのエクソソームまたはマイクロRNAの抽出を行う予定としていた。 平成29年度は患者の登録・臨床情報の調査および血清の採取を中心に行っている。患者の登録は平成29年7月から開始し、予定数よりも多くの患者に参加していただいている。一定数の検体が集積してからマイクロRNAの抽出を計画していたため、現時点ではマイクロRNAの抽出は行っていないが、平成30年度から開始する予定にしている。また、計画よりも多くの患者に参加いただいているが、さらに多くの患者に参加して頂くため研究対象の拡大を計画しており、現在研究倫理審査の修正申請を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は主に患者のリクルートを行った。患者の登録は平成29年7月から開始し、血清の回収および臨床情報の調査を行った。予定数よりも多くの患者に参加していただいている。マイクロRNAの抽出は検体数がそろってから行うため、まだ施行していない。また、関連する研究についての情報収集を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は平成29年度と同様に患者の登録を積極的に行っていく。また、症例数増加を目的に研究対象の拡大を計画しており現在審査申請中である。平成30年度には回収した血清からのマイクロRNAの抽出ならびに臨床情報との関連をみる研究を始める予定にしている。
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Causes of Carryover |
平成29年度は、マイクロRNAの抽出などの実験を行う予定としていたが、まだ患者登録の段階で実験は施行しておらず、その分の研究費を次年度に繰り越した。
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