2020 Fiscal Year Research-status Report
進行卵巣癌患者血中・腹水中エクソソーム関連分子による抗がん薬効果予測モデルの構築
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17K11311
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
植原 貴史 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70568659)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 卵巣癌 / 化学療法抵抗性 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、ご参加頂いた進行期卵巣癌患者の治療後の観察期間を延長し、予後を含めた臨床情報の収集を行なった。また、マイクロRNA情報はすでに収集されていたことから、化学療法が施行された進行期卵巣癌患者の臨床情報とマイクロRNA情報を用いて、進行期卵巣癌患者の予後がマイクロRNAにより予測可能であるかを検討する解析を開始している。これらの解析により、卵巣癌患者の予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば、卵巣癌の化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ご参加いただいた進行期卵巣癌患者の治療後の経過観察期間を延長したことに伴って研究が遅れていた。しかし、現在は進行期卵巣癌患者の臨床情報を収集し終わっており、臨床情報とマイクロRNA情報を用いて、進行期卵巣癌患者の予後がマイクロRNAにより予測可能であるかを検討する解析を開始している。
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Strategy for Future Research Activity |
進行期卵巣癌患者の臨床情報とマイクロRNA情報を用いて、進行期卵巣癌患者の予後がマイクロRNA情報により予測可能かを検討する解析を、2020年度中から継続して行なっている。これらの解析により、進行期卵巣癌患者の予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば、卵巣癌の化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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Causes of Carryover |
2020年度中に進行期卵巣癌患者の予後の観察期間が終了し、臨床情報とマイクロRNA情報を用いて、進行期卵巣癌患者の予後がマイクロRNA情報により予測できるかについての解析を開始している。卵巣癌の化学療法抵抗性の機序に関する研究は、臨床情報とマイクロRNA情報との解析により、予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば行う予定としているためまだ未施行であり、研究費を繰り越して残額が生じた。2021年度は、進行期卵巣癌患者の臨床情報とマイクロRNA情報を用いた予後予測についての解析を継続して行い、化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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