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2017 Fiscal Year Research-status Report

上気道粘膜免疫応答と自然リンパ球の関与

Research Project

Project/Area Number 17K11333
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

鈴木 正志  大分大学, 医学部, 教授 (60211314)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 門脇 嘉宣  大分大学, 医学部, 助教 (10706980)
平野 隆  大分大学, 医学部, 講師 (20305056)
川野 利明  大分大学, 医学部, 助教 (30633424)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordsグループ2自然リンパ球 / 鼻粘膜
Outline of Annual Research Achievements

無処置のBALB/cマウスを対照マウスとして、グループ2自然リンパ球(ILC2)を肺および鼻粘膜から採取することを試みた。Collagenase/Hyaluronidaseによる処理をした後に、塩化アンモニウム処置を行い、組織中の沈殿物に対してEasyStep mouse ILC2 Enrichment Kitにて処理を行なった後にFITC標識抗lineage抗体、BV421標識CD45抗体、PE標識CD278、PerCp-Cy5.5標識CD90.2抗体、APC標識ST2特異的抗体にて染色を行ない、フローサイトメトリーにてICL2の分布について解析を行なった。EasyStep Kitにより処置をしていない鼻粘膜および肺組織においてILC2は0%であったが、本kitを用いた場合は0.4%と若干濃縮されていた。次に、さらに濃度を挙げる目的で、肺および鼻粘膜をCollagenase type IVにて処理を行なったのちに、Percoll比重遠沈法を用いて、リンパ球を分離したのちに、同様にKitを用いてILC2の分離を行なった。EasyStep Kitにより処置をしていない鼻粘膜おいてILC2は2%であったが、本kitを用いた場合は4%と若干濃縮されていた。肺組織においてはkitを用いない場合は0.1%でるのに対して、本kitを用いた場合は0.6%であり、比重遠沈法処理を行なったほうがILC2の分離は良好であった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在までに、様々な処理の工夫により対照マウスから上気道粘膜局所におけるグループ2自然リンパ球を測定することができ、自然リンパ球存在が確かめることができており、概ね経過は順調に推移している。

Strategy for Future Research Activity

まず、今後は粘膜アジュバント投与マウスモデルを作成する。粘膜アジュバントはコレラトキシン、Monophosphoryl Lipid A、CpGなど様々粘膜アジュバントを経鼻投与することにより鼻粘膜、頸部リンパ節、肺などの組織におけるグループ2自然リンパ球の動態について解析を行なう予定である。

Causes of Carryover

今回、フローサイトメトリーによる実験を行うように計画をしていたが、抗体の価格が低下し実験コストが低下することが可能であったため、次年度使用額が生じている。今後は実験を重ねる予定であり、物品費として使用するように計画している。

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Published: 2018-12-17  

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