2020 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of the regulatory mechanism of lymphatic malformations by Kampo medicine
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17K11507
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
小川 恵子 金沢大学, 附属病院, 特任准教授 (30514575)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 秀一郎 日本大学, 医学部, 准教授 (00448060)
酒井 清祥 金沢大学, 附属病院, 特任助教 (20735112)
大須賀 慶悟 大阪医科大学, 医学部, 教授 (90332741)
池原 久朝 日本大学, 医学部, 助教 (10589815)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | リンパ管奇形 / 漢方薬 / リンパ管内皮細胞 / 越婢加朮湯 / 細胞増殖抑制 / 外科 / 小児腫瘍学 |
Outline of Annual Research Achievements |
リンパ管奇形由来の組織とリンパ管内皮細胞が入手困難であったため、まずは越婢加朮湯の抗炎症作用や細胞増殖抑制作用を明らかにするために、既に実験細胞として確立している成人の頭頸部がん細胞でのmTOR、Akt、ERKなどのリン酸化と発現/分布の解析と、越婢加朮湯投与による細胞増殖阻害と、アポトーシスの促進について明らかにした(Haruna Makita, Keiko Ogawa‐Ochiai, et al. Eppikajutsuto (a Japanese herbal medicine) regulates mTOR and induces apoptosis in oral cancer cells. Traditional & Kampo Medicine, 7(2):72-77(2020.8))。 また、手術によるリンパ管奇形の切除は頻度が少なく、検体が得られないため、内視鏡下に取得したリンパ管奇形のリンパ管上皮細胞を取得することに計画を修正した。しかし、COVID-19パンデミックのため、内視鏡件数が減少し、検体を取得するために移動することができなかったため、期間内にLECs取得ができなかった。このため、正常リンパ管上皮細胞を購入し、培養して増殖させ、培養による形態の観察を行った。さらに、越婢加朮湯投与によるMTTアッセイを行い、増殖が抑制されることが示唆された。
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