2019 Fiscal Year Research-status Report
New therapeutic strategies using a micro RNA in the stromal cell-derived exosomes
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17K11522
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
吉澤 穣治 昭和大学, 医学部, 准教授 (80261220)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 神経芽腫 / micro RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度には、研究者の所属機関異動があり、動物実験等の準備期間となった。 小児悪性腫瘍中発生頻度の最も高い神経芽腫の新しい治療法の開発として、神経芽腫に特異的に発現するmicro RNA を制御するという研究の方向性は、他の研究者らの報告からも可能性が大きいものであることが、文献検察からも裏付けられた。文献検索から、以下の準備に入った。① microRNA合成は、株式会社高研に依託して、 in vitoroとin vivo用を依託合成とした。②エクソソームはNanovexのPronanosomeを購入するものと、HMTバイオメディカルのExolntactを用いてマウス担がんモデル血液から採取するものの2種類を使うこととした。①②から神経芽腫細胞の増殖を抑制すると考えられるmicro RNAを含有した合成エクソソームを作成して、これを担がんモデルへ投与して、腫瘍の増殖・転移抑制効果を判定することとして、準備を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の所属機関異動によって、研究環境が整わなかったため、予定が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
新しい研究機関で研究の準備を開始したので、研究の最終年にはまとまった研究報告が可能であると考えている。
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Causes of Carryover |
研究代表者の研究機関が異動になり研究環境を整えるために時間を要したため、研究期間の延長を行い、予定していた研究を続行し、適切に研究費を使用する。
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